【シンガポール生活で気付いた7つのこと】 #003 ハピドラルと陽気な出産
シンガポールでの駐妻生活。ライフキャリアの節目である出産を迎える女性は少なくありません。出産経過や産後の生活組み立てにもよりますが、日本へは里帰りせず、シンガポールで出産するママが身近には多かったです。そして、私もそのひとり。
シンガポールをはじめ、海外では「無痛分娩」が主流。なかでも出産予定日をあらかじめ決めておく計画出産のケースが多いようです。
驚いたのが、出産が陽気だったこと。麻酔科医が可愛いワンピースに白衣だったり、
ナースが"Epidural(麻酔) is Happy-dural"と言ったり。産後の経過もよく、回復も早かったのはラッキーでした。
出産直後、ワクチン接種や住所についての確認を英語でされ「なんでそれ、産む前に聞いてくれなかったの!?」と、あたふた。ワクチン名の英訳まではチェックしておらず。
滞在日数も通常2泊3日と短く、不安もありましたが、無事に退院できました。
日本での出産を経験したことがないためバランスが取れていないにかもしれませんが、下記、特徴を比較してみたいとおもいます。
■シンガポール>日本
1)街が妊婦・子連れにやさしい
電車やバスでは確実に席を譲ってもらえます。マタニティマークはないけれど、そういうものが必要ない、ということかも。(妊娠中期までの、お腹のふくらみが)妊婦だと気付くと、はっとしたように即座に席を譲ってもらえます。
また、飲食店のなかでケープをつけての授乳も一般的。街中で立ちながら授乳してるひとを見つけたときにはさすがにびっくりしましたけど(笑)。
2)常夏
上着や毛布などは用意する物も少なくて済むし、スキンケアもゆったりできる。夜間の授乳も、あ寒さにこごえることはない。もし寒かったらこうはいかない!
3)無痛分娩が主流
様々な考え方はあるけれど、無痛分娩という選択肢を比較的容易に持てるのは大きいのでは。
■日本>シンガポール
1)日本語で24h医療を受けられる
日系クリニックにこだわると、シンガポールでは当然ながら選択肢が非常に狭くなります。ですが、そもそも海外にいながら日系クリニックが複数あり「選べる」ことは恵まれている、とも言えます。日本人ドクターはもちろん、助産師さんも数名いらっしゃいます。
2)ベビーグッズの入手しやすさ
高品質かつ低価格で揃えやすいのは、圧倒的に日本!シンガポールにはアカチャン本舗や西松屋に相当する価格帯のお店がなく。大手はmothercareあたりだろうけど、デパート価格の印象。私はほとんど使いませんでした😅
3)家族や親戚が近くにいる
家族や親戚に赤ちゃんを会わせてあげたい!もしくは、ヘルプに来てほしい!と思うならばもちろん、日本のほうが便利。
出産に関しては一長一短かな。ただ子育てとなるとシンガポールは圧倒的に恵まれているなぁ、と感じます。続きはまた次回。