OFII (移民局)の任意フランス語クラスが直前キャンセルになったよ!
聞いて!いや読んで!!!
スムーズにスケジュール確定まで進んで、珍しくフランスの手続き系でルンルン(*´∀`)♪してた1ヶ月前の私よ。
現実を甘く見るな、ここはフランス。
スケジュール?なにそれ?確定という名の不確定。
予期せぬハプニングしか起きない国。
約100年ぶりの自国開催オリンピックという歴史的&世界的な大イベントを目前に控えようとも、大統領が下院を解散し総選挙に打って出る国。
国民・個人の意思と行動力が強すぎる国。(※個人的感覚)
そんなわけで (?)タイトルの通り、7月1日(月)から通える予定だった無料の語学クラスが突然なくなり、幸か不幸か早めのバカンスを楽しめることになりました!!!?
え、なにこれ嬉しいの?嬉しくないの?
複雑極まりないったらもおおおお!!!
バカンス前によいしょっと頑張ってフランス語レベルを上げて、一息ついて休んで、9月以降 働けるよう進めたかったのに。
義家族たちも、私ともっとフランス語で会話ができるようになるかもしれない、と楽しみ&応援してくれてたのに。
すでに定期やら何やら買って準備万端だったのに。
直前の金曜16:30頃にSMSひとつだけよこすってほんっとーーーに舐めすぎでは!?
電話つながったからまだマシだったのかもしれないけど。
なんでこんなことが起きるの?って思うやん。
理由が全部「フランスだから」で済んじゃうの。もう何回目?
今回も、通学予定だったセンターにすぐ問い合わせて確認したら、スタッフ曰く「語学クラスの中止は移民局が決めたことで私たちは何もできない。今後、移民局は任意の語学クラスを提供しない予定とだけ聞いている。」
ですって。
9月から、そのセンターが主催する別の無料講座の案内だけもらって、定期の払い戻しなんかもちろん出来ないし、あとはこっちで何とかしてね感 満載。
「・・・・・😐(呆然)」
ぶっちゃけそこもただの委託先だから仕方ないとはいえ、もうちょっとあの、こう…なんか無いかね。
これには夫も義母も憤慨。
私より圧倒的にこんなことには慣れていて納得するしか為す術はないと分かっているフランス国民でさえも、気持ちのやりように困って激おこ案件なわけよ。
しばしフランス語の汚いスラングが飛び交うリビング。
私以上にぷんぷん怒ってくれてる人たちの姿を見ると、逆に冷静になっていく自分。(おい)
自分のために共感してくれる家族がいるってなんとまぁ有り難いことでしょう。
やっぱりフランス国民にとってオリンピックよりも何よりも大切な総選挙期間 真っ只中っていう状況は、いつ何が起きてもおかしくないのかも…と実感した。
特に今回の総選挙は、今までと訳が違って極右(移民反対派)の勢力が強い。
選挙の影響で移民局の動きが変わったかどうか確証はもてないけど、まったく無関係ではないと思う、と周りのフランス人たちが教えてくれた。
こんな時に改めて感じる、「外国で、外国人として生きることの緊張感・不満感・不便さ」。当然、心地よくないに決まってる。
特に国民の政治的関心が大きく、その意思が反映されやすいフランスにおいて、常日頃から「明日は我が身」かもしれないという意識をもつのは本当にしんどい。
ごくたまーーに、私のアジア人の見た目や態度が原因であろう対応を受けることがあると、どんなに些細なことだろうと精神的に消耗する。
自国で当たり前に享受できていた権利が、ここでは完全には無い。
慣れて楽になりたいような、慣れたくないような曖昧な気持ちがよく揺れている。
今はまだフランスの選挙権を持っていないけど、今後その可能性がゼロとも限らないし、今回のことで身をもって自身やその周囲への影響を思い知った。
冒頭のテンションと変わって後半はちょっと堅い話になってしまったけど…
9月以降の語学力アップをどうするか検討しつつ、様々なテーマで討論を求められるであろうフランス生活に少しでも馴染めるよう、今後より情報収集と自分の意見をもつ習慣はつけていこうと思った出来事でした!
ひとつの体験談として参考にしてくだされば何より。