約3ヶ月で偏差値20UPした方法
私は高校生の頃、化学がとても苦手でした。
マーク模試でさえ偏差値は50前後という悲惨な結果。
でも、志望した大学は理系でしかも薬学部。
化学からは絶対に逃げられない立場にありました。
もしここで逃げられたとしても、大学での6年間は苦痛にしかならなかったことでしょう。
元々臨床検査学科や放射線科も視野に入れていたので、薬学部に行く!ときっちり決めたのは8月末。
受けるからには早く合格して、その後は大学入学に向けて勉強したいと思っていたので、決意したその日から化学を得意にすることを目標に勉強を始めました。
家には学校で購入した問題集や自分で購入した問題集がたくさん。
まずはその中から自分が“極めたい”と思うものを“1冊”選びました。
この時、“分厚すぎる”ものを選ぶのはやめておいた方がいいです。
因みに私が使用していたのは“セミナー化学”という問題集です。
元々はもっと分厚いものを使用していましたが、それだと1周するのに時間がかかり、途中で心が折れるのでやめました。
特に苦手科目であればある程、気持ち薄めの方がいいかと思います。
苦手科目の場合、まずは達成感を味わうことが大切だと思うからです。
ただ薄すぎると全分野を網羅できないので、全分野を網羅できるものを選ぶことをオススメします。
問題集選びが終わったらそれを解いていきます。
この時教科書は手元に置いておきましょう。
どの分野から解いていくかは“自由”です。
好きな分野からでもいいですし、大学入試の過去問を参考にして分野を決めてもいいです。
私の場合は、大学入試の過去問で出やすい分野の中でも、自分が好きな分野から手をつけていきました。
要点のまとめてあるページを5分以内で目を通し、“基本例題のみ”解いていきます。
そして、間違った問題の横には“×”と“その日の日付”を書きます。
正解した問題には何もせず、スルーして下さい。
その後“基本問題のみ”を解いて、間違ったら“×”と“その日の日付”を書きます。
問題を解く時は“教科書を使わない”で下さい。
“本当に自分が分からないところ”を知る為です。
○×をつけた後には解説を読み、分からなければ教科書等で調べましょう。
調べることも勉強です。
苦手なところは何度も何度も間違えますし、すぐに分からなくなることが多いです。
だからその都度調べていけば何度も何度も調べることになり、インプットされやすくなります。
ここで注意なのですが、問題集にある“発展問題にはまだ手をつけない”で下さい。
ここで手をつけても殆ど解けません。
苦手なので当たり前です。
まずは化学に対するハードルを少しでも下げてあげましょう。
1分野終わればまた次の分野へ移り、1冊を解き終わることを目標に頑張りましょう。
2週間以内で1冊終わるといいですね。
2周目は“1周目でできなかった問題だけ”を解き、間違ったら“×”と“その日の日付”をまた書きましょう。
因みに私は1周目で書いた時の隣に書いていました。
それでまた1周を終わらせますが、10日以内で終わらせられたらいいペースですね。
同じことを繰り返しながら、1周に充てる期間を短くしていくのも大切です。
私は化学の中でも特に苦手な分野や大学入試に出やすい分野を中心に何周も行い、多いところでは10周近く解きました。
もちろん、3周程でやめた分野もあります。
「基本問題なんて簡単だ!」「基本問題の答え覚えちゃった!」「もうちょっと考える問題やってみたいなぁ」……そう思い始めたら、“発展問題”を解き始めましょう。
この時もやり方は同じです。
とにかく×になった問題を○にしていくことが大切です。
因みに私は、○になった問題でも「ちょっと心配だな……」と思えば解くことにしていました。
要点を確認→基本例題→基本問題→(余裕が出てきたら)発展問題
これが基本の勉強法です。
私は時間に余裕があった為、別の問題集からもいくつか“抜粋”して“解いたことのない”ような問題にもチャレンジしていました。
きちんと“×”と“その日の日付”を書くことで、「○○月○○日にはできてなかったのに、今はできてる」とモチベーションアップにも繋がります。
逆も然りですが、それはそれで“自分の苦手を知るいい機会”となります。
ここで逃げず、自分と向き合いましょう。
これらをベースに、“マーク模試でさえ”偏差値50前後だった私が、“記述模試”で偏差値73超え。
数千人受けた模試でも化学は13位となるまでに。
医学部医学科志望者の中でも上位でした。
“本気”でやれば絶対できるようになります。
私の体験談が少しでも参考になれば嬉しいです。