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スマホでNotion:「ドラマ視聴ノート」の作り方-2

昨年末に書いたnote「Notion×スマホな1日」で、ドラマ視聴ノート(FILM  LOG)を紹介したところ、コメントで詳細を知りたいとのリクエストをいただいたので、棚卸ししてみようと思います。

改めてFILM LOGの構成について振り返ってみると、「Notionのスマホユースにおける“小ネタ”を一番活用しているページなのかも?」と、新たな発見が多々あって面白かったです。リクエストいただき、ありがとうございます!


いただいたご質問は、以下の4点です。
実際のログを事例に、解説させていただこうと思います。

・ドラマ視聴ノートに、どんな風に感想を纏めているのか 
・話数が多いドラマの場合、シーズン毎や1話ずつページを分けているのか
・実況タイプか、後でゆっくり自分の考えを書くのか
・リレーション機能を使っているか


FILM LOGの前提

まず大前提として、ご紹介するページはすべて「スマホで」ページやテンプレートの作成をしています。
また、プライベートでのNotion利用は、スマホからの入力・閲覧に限定していることもあり、PC表示時のレイアウトは考慮していません。
(本文に画像やTweetをエンベッドしまくると、PCで見た時は「画像が大きすぎる!」となるのですが、PCで閲覧しないので気にしていません)

また、ドラマ視聴ノート(FILM LOG)は、日々活用しているログページの中で唯一、テンプレート機能をほぼ活用していないページです。

3年前に書いた「映画ノート(MOVIE  LOG)の作り方」については、今もNotionページの構成はほぼ変わっていません。
DAILY LOGや、野球観戦ノートにしてもそうで、ログりたい要素がほぼ変わらない領域は、一度テンプレートを作り込むと、ほぼその構成のまま使い続けています。

ですが、FILM LOGだけは、ページ内のテンプレートを用いていませんし、作品のボリューム(話数や配信形態)や、自分の熱中度合いによって、ページの構成がどんどん変わっていく、私の中では特殊なページです。
これは、FILM LOGを、以下のようにカテゴライズしている為です。

MOVIE LOG:映画館で鑑賞した映画作品の感想ノート
FILM LOG:Netflix等の配信サービスで鑑賞した映画や、地上波放送されたドラマ・アニメの視聴記録

配信サービスで鑑賞する映画は、どうしても集中度が落ちてしまうので、MOVIE  LOGに入れたくないな…というのが、分けた理由でした。

そういう背景で、FILM LOGの中には、2時間ものの映画も、15分×10話のオムニバスアニメも、毎週放送されるドラマ・アニメもあるので、感想ボリュームも情報量も、結構バラバラ…という状態です。ものによっては一行で「あまり…だった(以上)」な作品もあったり。
(物忘れが激しいので、観たよ!という記録を残しておかないと、また鑑賞してしまいそうなので笑、すべて記録しています)

配信系映画と、ドラマ・アニメを分けていたら、テンプレートを作り込んでいたかもしれないなと思います。
けれど、DAILY LOGにリレーションで繋ぐ時に、「MOVIE LOGか、それ以外のコンテンツ(=FILM LOG)か」程度のシンプルさにしておきたかった、という意図もあって、この「映画館での鑑賞コンテンツか、それ以外か」という分け方にしました。

そういった背景もあり、ページ構成に幾つかのバリエーションがあるFILM LOGについて解説してみます。


FILM LOGのテンプレート

配信系サービスで映画を、あるいは地上波放送でドラマ・アニメの1話を視聴する時、FILM  LOGの新規ページを作成します。

テンプレートボタンはありますが、アイコンを設定しているだけで、本文は何もありません。MOVIE LOGと違い、どのくらいの熱量をこの作品に捧げるか?が、ページ作成段階では、まだわからない為です。

視聴スタート時点で、この新規ページの本文の「箇条書きリスト」をタップして、実況なり感想なりを書き始めます。
映画でもドラマでも、最初の10分位の時点で、「実況してしまうほど面白い」のか、あるいは「視聴後に、箇条書きで感想をメモする程度で足りるか」がわかってきます。

ここから、どんなバリエーションを作ってきたか、実例をもとに解説していきます。



1.「DUNE/砂の惑星」の場合

西暦1万190年。人類は宇宙帝国を築き、厳格な身分制度のもとで各惑星を1つの大領家が治めていた。皇帝の命を受けたアトレイデス家は、希少な香料を産出する砂の惑星「デューン」を統治すべく旅立つ。しかし彼らは現地で、宿敵ハルコンネン家と皇帝が仕組んだ陰謀に直面する。(Wikipediaより)

割とスタンダードなボリュームのログでした。めちゃくちゃ実況するほどでもないけど、要所要所、印象的なシーンはメモする程度。
配信系サービスで映画鑑賞する際は、この程度のメモが多いです。

ちなみに、「DUNE/砂の惑星」の感想メモがあっさり目なのは、映像美が凄すぎて見入ってしまい、スマホを見ている余裕が無かったからです!
続編は必ず、映画館で鑑賞したいと思います。


⒉「チェンソーマン」の場合

『チェンソーマン』(Chain saw Man)は、藤本タツキによる日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて第1部「公安編」が2019年1号から2021年2号まで連載され、第2部「学園編」は『少年ジャンプ+』(同社)にて2022年7月13日より連載中[3][4][6]。2023年1月時点でコミックス計13巻の累計部数は2300万部を突破している。
テレビアニメ:2020年12月に製作が発表された。2022年10月12日(11日深夜)から12月28日(27日深夜)までテレビ東京系列ほかにて放送された。製作に当たっては製作委員会方式を用いず、MAPPA一社のみの出資で行われている(Wikipediaより)

アニメやドラマ視聴ページで、よく用いる構成です。

  • 12話程度であれば1p内に収めたい

  • (毎週追うので)1話ごとに上へ追記していく構成。シーズン終了後は、ページの上から下へ、12話→1話となる

DB(Table)にしてページを分けるほど実況・感想メモしている訳ではないのですが、チェンソーマンはエンベッドしておきたいTweetが多かったので(ED映像とか、藤本先生の実況Tweetとか)、1話ごとの縦幅が広くなる為、目次を作ってジャンプしやすくしました。
目次機能は、FILM LOGでも多用しています。

「チェンソーマン」の、アニメ、特に8,9話の演出が最高でしたね。毎回変わるEDのセトリも神すぎて、放送期間中はチェンソーマンOP,ED集しか聴いてませんでした。2期の発表を心待ちにしています!!


3.「今、私たちの学校は…」の場合

『今、私たちの学校は…』は、Netflixで2022年1月28日から公開されたゾンビドラマ。同名のウェブコミックを原作としている。また、2022年6月7日にNetflixの公式YouTubeチャンネルでシーズン2の配信が決定したことを明らかにした。(Wikipediaより)

2022年にハマったドラマNo.3です。
面白すぎて一気見してしまったので、1話から12話まで、上→下へ、順に実況&感想メモしていました。
この時(2022年1月)はまだ、目次機能を使っていなかったようです。

1話目のOPを見た時点で「これは神作…」と判断したので実況しています。ここ数年、韓国のゾンビ・パンデミック物は本当にクオリティが高いですね。シーズン2が楽しみです。
※シーズン2が配信されたら、1とはページを分けてログるつもりです。

このログページの特徴として、SNS等でのオフショット公開やWEB記事が多い作品だったので、保存してエンベッドしています。
本文トップに、カテゴリ別のトグルリストを作り、画像やブックマークを収納しています。
背景カラーを使うとダークモードに映えるので好きです。



4.「エルピス-希望、あるいは災い-」の場合

『エルピス-希望、あるいは災い-』は、2022年10月24日から12月26日までカンテレ制作・フジテレビ系列の「月曜夜10時枠の連続ドラマ」枠にて放送されたテレビドラマ。主演は長澤まさみ。(Wikipediaより)

2022年、めちゃくちゃハマったドラマNo.2です。
「チェンソーマン」と同じく、本文を上→下に眺めると10話→1話の順になります。

実況メモや考察メモ、気付きも多いドラマだったので、後述の「鎌倉殿」のように1話ごとページを分けるか微妙なところでした。

1〜3話時点では、通常の(チェンソーマンと同じような)構成で良いかな…と思っていたのですが、4話目辺りから展開が凄すぎて。
実況メモやSNS・WEB記事のエンベッドの量も倍増したので、運用にちょっと悩みました。
10話であれば、1Pに纏めてしまった方が、スクロールですべて読み返せるので良いのですが、スマホで見返すにはボリュームが多いなと。

そこで「トグル見出し」を使い、トグルと見出し(目次)の併用をすることにしました。
こうすれば、INDEX(目次)からジャンプすることもできますし、ページ下部までスクロールさせるのも早いです。

どの機能を使って纏めるかは、話数次第かなと思います。

トグル見出しは目次にもなるのでお勧め

「エルピス」放送時期は、ちょうど仕事が立て込んでいたので、あんまり記事や情報を収集する時間が取れなくて、ちょっと悔しいです。
時間がある時だったら、もっと記事や動画などを拾って、自分なりの考察を書き散らしたりしていただろうなあ…と。
それほど、脚本や演出、演者の方々の熱量とクオリティが素晴らしいドラマでした。追えて良かった、楽しかった!


5.「ラブ、デス&ロボット」の場合

ラブ、デス&ロボット(Love, Death & Robots)は、動画配信サービスNetflixが配信しているアメリカ合衆国の成人向けテレビアニメシリーズ作品。映画監督のティム・ミラーとデヴィッド・フィンチャーが製作総指揮として携わっており、ミラーの設立したアニメ制作会社であるブラー・スタジオがプロデュースしている。/2019年3月15日に全18話のシーズン1が公開。2019年6月にはシリーズの更新が決定し、2021年5月14日に全8話のシーズン2が公開。2022年5月20日より、全9話のシーズン3が公開されており、本シリーズでは初となる、前シーズンの短編作品の続編が収録されている。(Wikipediaより)

2020年にシーズン1にハマり、以降、⒉、3と続編を楽しみにしているシリーズです。
オムニバスアニメなので、時間を確保して一気見しているため、「今、私たちの学校は…」のように上から下まで1話→18話と感想メモしています。

他シーズンのページへは、リレーション等は使わず、本文トップにページリンクを貼っているのみです(雑)。

「ラブ、デス&ロボット」はどの作品も好みすぎるので、シーズン4の制作決定ニュースを、首を長くして待っています!

シーズン3は「9.彼女の声」、2は「4.荒野のスノー」、1は「7.わし座領域のかなた」「10.シェイプ・シフター」「12.フィッシュ・ナイト」「18.秘密戦争」が好きです。
…などと、2年半も前に見たコンテンツについてすぐに語れるのも、Notionのおかげですね。


ご質問の中に「リレーション機能を使っているか」とお尋ねいただいたのは、こうしたシリーズ物の場合、ページ同士を繋げる方法としてどうか?ということだと思います。

私の場合、たとえばシーズン4以上になるコンテンツをFILM LOGに纏めたくなったとしても、多分リレーション機能は使わない気がします。(他のコンテンツでは使わないプロパティになるので)

今、対応する機能を考えるなら、テーブルと同期ブロックを利用すると思います。
本文にテーブルを作って、その中にページをメンションさせ、このテーブルを「プロックとしてコピー」→「ペースト(同期プロックとして貼り付け)」させるかなと。以下のようなテーブルになります。

(参考)テーブル内にページをメンション

Notionはどんどん新しい機能が実装されますし、それとは別に「自分の中でのトレンドTIPS」みたいなものもあって、それもどんどん変わっていきます。

今は上記のやり方が(自分にとって)ベストかなと思いますが、半年後には変わってそうな気もします。
そして個人ユースでは、そういう「古くなった自分のTIPSを使ったレイアウト」を直しに行くこともしません。

多少、未来の自分が(使いにくいな)と思っても、この時の私は、こういうNotionのレイアウトが気に入っていたんだな…と懐かしさを感じるだろうし、それもNotionの醍醐味のひとつかな、と思ってます。


6.「鎌倉殿の13人」の場合

『鎌倉殿の13人』は、2022年1月9日から12月18日まで放送されたNHK大河ドラマ第61作。 脚本は、本作で大河ドラマ3作品目となる三谷幸喜が担当した。(Wikipediaより)

言わずと知れたNHK大河ドラマ第61作。2022年にハマったドラマNo.1です。めちゃくちゃ楽しかった…!まさかこんなに熱中することになるとは。

1話目を見た時、(これは結構ハマりそうだな)という予感があったのと、Twitterでドラマ実況をする方々の考察・感想 Tweetを拝見するという楽しみを覚えたので、即DB(Gallery view)にしました。


カバー画像は、公式SNSが発信する当日の名シーン場面から、一番気にいったものをセットしています。
DBには、放送日、公式ページのURL、粗筋をコピペできるプロパティを作りました。
Gallery viewでは粗筋をプロパティ表示させていたのですが「その回がどんな内容だったか」をすぐに思い出せていたので、毎回入力しておいて正解だったなと思います。

1話目はまだそんなに実況していない(見終わった後に感想をメモするのみ)だったのですが、15話目(上総介のあの場面)あたりから実況が増え、最終話付近から画像を差し込むようになりました。こういう作業も、ハマってる時はほんとに楽しい…!

こういった、個人で楽しむマニアックなページ作り込み作業は、Notionにしかできないなと思います。他人には見せないからこその遊びですね。

ちなみに、実況メモのボリュームはスマホだと計測しづらかったので、PCで1Pごとのスクリーンショットを撮ってみました。
左から「今、私たちの学校は…」全12話、「チェンソーマン」全12話、「鎌倉殿の13人」最終話ページです。鎌倉殿の情報量が凄いですね。実況と感想メモも大量ですが、画像やTweetをエンベッドしまくった結果でした。

ボリューム比較


さいごに


以上が、FILM LOGでの主なレイアウトパターンになります。
今後もどんどん新しいレイアウト構成を、ケースバイケースで作っていくだろうなと思います。

FILM LOG等で「今回の場合は、この機能を使ってみると使いやすくなるのでは?」と試してみて、上手く活用できたので仕事ユースでも応用してみる…ということも、よくあります。
そういう意味で、あえてテンプレートを設けず「自由にレイアウトづくりを試せる、余白を残してあるページ」があっても良いのでは?と感じました。
Notion沼の住人にとっては、「Notionの機能を駆使して“いい感じ”のページを作る」ことも、楽しみのひとつなので!


また「このページの作り方も知りたい」というご要望があれば解説できればと思いますので、コメント頂けると嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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