「王妃マルゴ」
「ポーの一族」に心奪われてふわふわした日常を送っていたら、Twitterのトレンドに「ポーの一族」が入っているのに気づいた。
沼にハマりすぎて幻覚が見え出したかと思ったら、明日海りお様がまたエドガーをやるとのこと…!
私今ちょうど、宝塚版「ポーの一族」の到着を待っているところですよ。
タイミング良すぎん…⁈もう運命だわ…これ…
絶対見に行きたいけどチケット取れる気がせん。
とりあえず、Blu-ray早く見たい。早く届かんかな。🧡
という訳で「ポーの一族」にダダハマリしている私は、他の萩尾作品も読みたくなった。
そこで読みました「王妃マルゴ」。
まだ6巻までしか読めてないので、そこまでの感想を取り急ぎ。
たぶん、登場人物と、起きた出来事はほとんど史実どおりなのかな。
登場人物の心情はもちろん創作だから、当時の人が本当のところ何を考えていたのかなんてわからないけど、なんていうかこれ…胸糞悪い話だわ。
登場人物の誰にも共感できない。
一見主役のマルゴが可愛そうな姫に見える感じもするけど、私としては、マルゴはマルゴで大概やなって気がしちゃう。
子供時代はみんな可愛かったのに、どんどん汚い大人になっていく…
というか、そうならざるを得ないんだなぁきっと。
なんか、生々しかった。
変に現実味がある。
「ロミオとジュリエット」観た時も思ったんだけど、大昔からの恨み辛みって、どこかで断ち切れないものなのかね?
今の現実でもそうだよね。
戦争の恨みとか、ずっと引きずって、争い続けて。
戦後75年?
もはや、すべての出来事をを把握できてる人なんてほぼいなくない?
よくわからんけど、きっとお互いに傷つけあったんでしょう。
どっちが悪いとかないのでは?どっちもどっちやろ。
昔の恨みにしがみついて、誰が幸せになれるんだ?
恨む原因になった出来事を忘れなくたっていいと思うけど、いや、むしろ忘れずに、それはそれでおいといて、今後のために協力すればいいのにね。
それは綺麗事なのかー
争いの悲惨さは、忘れちゃいけない、引き継いで行かなきゃ行けないと思うけれども、恨みまで引き継がなくていいと思うんだよなー。
何も知らない子供たちに、恨みを植え付けるなんてな。
戦争という点もそうだけど、女性軽視とか、地位争いとか、今もあるけど私には理解できねぇっていうエピソードがいっぱいで、終始共感できずに6巻まで過ぎていってしまったよ。
なんか、救いになるようなところがほとんどないんだよなぁ。
終始重たい空気感。
だけど先は気になる。
気になってどんどん読み進めちゃう。
そんな感じ。
早く続き読みたい。
私、何かにハマる時ってだいたいお気に入りのキャラクターがいるんだけど、この作品ではそれが見つけられないでいる。
私は基本、傍若無人で顔のいいお坊ちゃんが好きなんですよ。
榎木津礼二郎しかり、アラン・トワイライトしかり…
この作品は、傍若無人で顔のいいお坊ちゃんけっこういるのに、ハマらないわ…好きになれん…
最後まで読んだら感想も変わるかしら?
早く読もう。