お茶と私
私の地元は、お茶の産地で有名な場所です。
実家や親戚が茶農家とかいうわけではないですが
実家では、お茶は「急須で淹れて飲む物」でした。
地元では、それが極々普通のことだったと思います。
適量の茶葉を急須に入れ、お湯を注ぎ、お茶を淹れてくれていたのは母でした。
大学生で一人暮らしを始めた時、母が急須と茶葉を持たせてくれたのですが、出涸らしの茶葉の処理とか、急須の手入れとか面倒で、1人の時はもっぱらペットボトルのお茶でした。
実家では「急須でお茶を淹れる」のが当たり前だったので、それが普通だと思っていました。
親戚のお家に遊びに行った時も、急須でお茶を淹れてくれていたし、友人の家に遊びに行った時も、だいたいそんな感じだったと思う。
食事のお供には「緑茶」。そういう環境で育ったからそう思ってただけで、実際にはそうではないのだな。と、地元を離れて知りました。
結婚してしばらくの間は、やっぱり、出涸らし茶葉の処理や急須の手入れが面倒だし、急須で淹れるよりペットボトルの方が楽で、全くお茶を淹れることはしていなかったのですが。
ある年の新茶の時期(だいたいゴールデンウィーク前後が新茶が出てくる時期ですね)母から、茶葉保管用の茶筒と合わせて新茶も買ってもらい、自宅でもお茶を淹れるようになりました。
やっぱり、茶葉から淹れるお茶は香りも味も全然違う。淹れたてのお茶は美味しい!特に、新茶は香りが良い。さすが産地のお茶。
母からもらったお茶を切らして、スーパーに売っている茶葉を買ってみたけど、なんか違うんだよなーって感じ、茶葉の違いも感じるように。
実家で買っているお茶を分けてもらうようになりました。これこれ〜という感じでいただいてます。
年齢のせいもあるかもしれないけれど、今ではほぼ毎日お茶を淹れて飲んでいます。