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世界を広げた一つの選択
今私が
「観劇が好きです」
とSNSを使ってまで言えるのは、あの小さな選択のおかげ。
それはちょっとした選択だと思っていたけど、実は私の世界を大きく広げた。
「劇場で音声ガイド使って観劇できないのかな?」
「音声ガイドがあれば視覚障害がある私でも楽しめるのにな」
とは、初めて舞台作品を観た時から思っていた。
でも、当時観劇に全く興味がなかった私は、音声ガイドを使って観劇ができるのかを調べようとはしなかった。
ある時知り合いの人から、音声ガイドを使って観れる舞台作品があるけど観に行かないかと言う提案があった。
その作品は私が知っているストーリーだったし、観に行ってみてもいいかなと思っていたら、もうその人がチケットをとってくれていた。
観劇の時に音声ガイドを使えると知った時は、とてもびっくりしたし嬉しかった。
知り合いの人がおすすめしてくれたもの意外に、実は一つ私が観に行きたいと思っていた舞台作品があった。
私が観に行ってみたいと思っていたものは、気になってはいたけど音声ガイドのように解説がなくても楽しめるかと言う不安があった。
でも、観劇の時に音声ガイドを使えると知った後、
「もしかしたら私が観に行ってみたい作品にも音声ガイドあるかも。調べてみよう!」
と言う気持ちになった。
そしてまずは自分で調べてみるとところから始めた。
調べたのは良いのだけど、音声ガイドがあるかないかと言う情報を自分では見つけられなかった。
この時私は迷った。
情報が見つからなかったからそこで終わりにするか、誰かに検索を手伝ってもらうか。
この二つの選択肢がある中で、私は少し考えた。
やっぱり観てみたい舞台作品を諦めきれなくて、母に検索を手伝ってもらった。
そしたらあるではないか!
音声ガイドのスケジュールをチェックできるサイトを見つけてくれた。
そして、音声ガイドがある日をチェックして、チケットをとって、観に行きたかった舞台作品を観に行くと言うことを実現させることができた。
それから私は観劇が好きになり、色々な作品を観に行きたいと思うようになった。
自分も観劇を楽しむことができるとわかってから、いろんなフィクションの世界を知ることができて、私の世界も一気に広がった。
観たい舞台作品に音声ガイドがあるかないかを調べてうまく情報をゲットできなかった時、そこで終わりにするのか誰かに検索を手伝ってもらうかの二つの道があった。
その道をどっちに進むかは私の自由。
だから私は手伝ってもらう道を選んだ。
手伝ってもらう道を選んだことで、今私は観劇を楽しむことができている。