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わたしとポルノグラフィティ


ポルノグラフィティを知ったきっかけは
小学生の頃にラジオから流れていた「ヒトリノ夜」

その頃の私は、音楽とアーティストの関係性とか
作詞者とか作曲者とか、所属事務所とかジャンルとか
そういう認識があまりない頃だったので

『…お聴きの曲は、ポルノグラフィティでヒトリノ夜でした』
…ポルノグラフィティ? …ヒトリノ夜?
テレビで聞いたことあるこのかっこいい曲は、そういう名前なのか
(GTOの主題歌だったよね、あのアニメもぼんやり覚えている)

そういう認識だったはずだ。

たしか、周りが暗かった気がするから夜の時間帯
車の後部座席にひとりで乗っていたような気がする。

…20年以上前の記憶がこんなに記憶が鮮明なわけないから
どこか捏造している部分もあるかもしれないけど

とにかく、私のポルノさんとの最初の出会いはそんな感じだった。


その後、ポルノグラフィティとは、自宅で母がTSUTAYAでレンタルして、MDにダビングして流していた曲たちの中で再会する。

青りんご、赤りんごのベスト盤である。

(母はポルノだけじゃなくて、宇多田ヒカルとか小田和正とかサザンオールスターズとか松任谷由実のアルバムを借りてきては自宅で色々流していた)


なるほどこういう風に曲を聴くのかと学んだ私は、当時出ていたポルノのアルバムを片っ端から借りてきてもらって、MDにダビングして、曲名を手書きしたラベルを貼って、繰り返し聞いていた。

たしか、THUMP X あたりまでの頃は、単純に曲たちが好きで、
ポルノグラフィティの中の人たちのことは実はそこまで存じ上げなかった。

中学にあがり、周りの友達に音楽好きが増え始めてからは、
今でいう「バンドの推しかた」を学び始める。

音楽雑誌のインタビューを読んだり、CDを買ったり、歌詞を読みこんでみたり。m-CABI が出た頃は、友達とよく雑誌を貸し借りしていた記憶がある。
(BUMPとかELLE、RADWIMPSとか…オレンジレンジとかを好きな友達が多かったな…。もちろんポルノ好きの人もいた)

ファンクラブ、という存在を知ったのもその頃だった。
中学生の頃はもちろんバイトなんてしていなかったので
母に頼みこんで、誕生日プレゼントにファンクラブに入れてもらった。
(待ちきれなくて誕生日前には入会手続きをしていたと思う)

まだ「ライブに行く」という概念が無かったので、
ファンクラブは音楽雑誌の延長線上の認識だったと思う。

当時から、本を読むのが好きで、活字を読むのが大好きだった私は
音楽雑誌、ファンクラブの会報に加えて
歌詞の考察とかしているファンの人たちのブログも片っ端から読んでいた。


高校に入ってからすぐ、「ポルノ好きってきいた」と声をかけてくれた友達がいて、高校3年生のときに一緒にポルノの初ライブに行った。
(∠TARGETのツアーで地元に来てくれていた)

その友達とはもう随分長い付き合いで、その後もいくつかのライブと、
15周年の横浜スタジアム、20周年の東京ドーム、今回の25周年の横浜スタジアムにも一緒に参戦している。


大学生になり「県外へ遠征する」という選択肢が出来てからは
毎ツアー、どこかしらの公演に申し込んでライブに行っていた。

社会人になる少し前に、FCUW5の大阪公演に参戦した。
初のFCUWですごく楽しみだったけど。

…社会人になったら、忙しくてなかなか遠征は出来ないかもしれない。
もしかしたらもう、最後のライブになるのだろうか、と思いながら
全力で楽しもう、と覚悟を決めて参戦したのを覚えている。


それが最後のライブになったかと言えばそんなことは全然無く、
その後もほぼ変わらないペースで、むしろお金に余裕が出来たぶん、
弾丸ライブ遠征を楽しんでいたわけだが。

一時期は、仕事のお休みが取りにくくて、
若さと体力とお金にものを言わせて土曜日に行って、ライブを見て、
日曜日に帰って、月曜日から仕事をするような感じだったけども
(帰ったその足で空港から職場に直行したこともあったなあ)

最近は有休を使わせてもらって、2Days参戦&のんびり観光して
次の日はお休みもらってゆっくりする、という超贅沢スケジュールで
ポルノさんのライブを楽しんでいる。



こうやって振り返るとやっぱり、私の人生はポルノグラフィティと
共にあったなあという感じがしてくる。

そして何より、私は周りの環境に恵まれていることを実感する。

子どものころから好きなことをさせてくれた両親、
私の好きを受け止めて、また別の好きを教えてくれる友達、
一緒に同じものを好きでいてくれる友達、
理解を示して許してくれていたバイト先や職場の人たち

それから、ずっと好きでいさせてくれて
ずっと精力的に活動し続けてくれているポルノグラフィティにも。


いつも、ありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしく。


追伸:長年私があまりにもポルノポルノと言い続けて
あちこち遠征でライブにも行っているもんだから、
ついに母が「私もポルノのライブ行ってみたい」と言い始めました。

今度は一緒に行ってみようと思います。
あんまり遠いと体力が心配なので、近場にきてくれないかなあ。