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加速化する自給自足

私の記事では最新の技術を紹介していることが多く今回も例に漏れずと言った具合です。
AIやブロックチェーン技術がもたらした「自給自足」の拡張について私なりの見解を記述していきたいと思います。
お時間のある方はどうぞ読んでいってください。

自給自足の拡張

皆さんは自給自足と言うと、野菜を育てたり、卵や肉を得るため鶏をそだてたり、DIYのように家具を自作したりアウトドア系な事をイメージしていると思います。
もちろんそれらも「自給自足」ですが、今までとは違った「自給自足」を下記の項目から掘り下げていきたいと思います。

  • 金融の自給自足

  • エンタメの自給自足

  • コミュニティの自給自足

  • 仕事の自給自足

金融の自給自足

DeFi(Decentralized Physical Infrastructure Network)分野がそれにあたります。具体的にはWEB3上のプラットフォームで個人が資産(仮想通貨)を貸したり、借りたりして資産を増やすことです。
また、WEB2上でもクラウドファンディングは非常にDeFiに近い性質を持っていると思います。
どちらも個人が達成したいプロジェクトのために見返りを約束することで融資を得ることです。
クラウドファンディングなどは日本でも十分に浸透していると思います。世界的に見ればDeFiも認知されてきていると思います。
やりたいことがある人は資金繰りの方法は意外と多いかもしれません。

エンタメの自給自足

AIによって画像生成や動画生成、音楽生成が容易になりました。音楽生成AIについては私も課金して利用しているSUNO(←リンク先から登録すると250クレジットもらえます※約50曲分)と言うとサービスがあります。
これらは単体ではそれほど凄くないかもしれませんが、複合的に使うことで十分にエンターテイメントとして成立します。
今まで有料の素材を使っていた人たちも簡単に自作素材を用意できるようになるので創作のハードルは下がったと思います。それと同時に、バズる動画のハードルは上がったとも思います。
そのことから、エンターテイメントは他人に見てもらう物から内輪のコミュニティで共有する物に成りつつあります。
そんな中で再度評価されるのは古典的な作品でないかと私は考えています。
ルーツを同じとするコミュニティ内でより洗練されていき、一定の域を超えた時にバズが起きるのではないでしょうか。

コミュニティの自給自足

エンタメの項目でも触れましたが、ルーツを同じくする者同士が集まってコミュニティを形成することで共通のプロジェクトが生まれ前述のDeFiやクラウドファンディングにより資金調達をおこないます。
また、生活をある程度共有する自治体的なコミュニティもうまくやれば作れるかもしれません。と言いますか、自治体で仮想通貨を発行すれば税金なしで物のやり取りも可能でないかと考えています。
税金なしでの物のやり取りにはいくつか条件があります。

  1. 発行した仮想通貨と円の価値を比べれないようにする。

  2. 仮想通貨で売買する物は市場に出回らない物に限定する(規格外品など)。

  3. 労働によって得られる仮想通貨は成果報酬のみ

私に思いつくのはこれくらいです。発行した仮想通貨が日本円でおよそ幾らになるかの計算ができないようにしておく必要があります。おそらく穴があるので実際にうまくいく保証はありません(笑)。
「近所の草刈りをしたら野菜をもらった」程度のゆるい感じの方がうまくいくかもしれません。

仕事の自給自足

金融もエンタメも仕事として成り立っている分野なので、それらを個人で作るハードルが下がったとは言えまだ十分仕事として成り立つでしょう。また、コミュニティ内で独自の経済圏があれば、コミュニティを発展させるための行為が仕事になりえます。前述のように独自の仮想通貨を発行したり、仮想通貨でなくとも引換券のようなものでもいいと思います。
極論ですがお金がなくても生きていけます。
住み込みで仕事をして、衣類と食事を現物支給してもらえればお金なしで生きていけると思います。
正確には「労働→給料→支払い→物」を「労働→物」に省略しているだけですが…

まとめ

技術の発展から何ができるかを考えて、できる事から社会がどうなっていくのかを考えているのですが、便利になればなるほど田舎的な生活が理想に思えてきます(私が田舎者なだけかもしれませんが…)。
技術により世の中は便利になっています。それは間違いないですが、個人でできる事が増えたからこそ個人が負う責任も多くなっていると思います。
私は責任とは利益であり損失でもある、つまり責任とは結果だと思っています。どのような結果も自分の行いによって生まれたものなら受け止める必要があります。
逆に考えれば、自分自身の行動以外の責任など負う必要はありません。会社で働いているときは責任をだれが負うのかの問題になりますが、自給自足の社会では責任は常に自分にしかありません。人によると思いますがわたしにはそれはとても生きやすく感じます。

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