私の仕事は子育て支援

活動を始めた頃、地元のケーブルテレビの取材で
「子育て支援」なんて立派なものじゃないです。だから「子育て応援NPOフレンズ」なんです。応援、です。とコメントしたのを覚えている。

だって「支援」って随分と大掛かりな、立派な人しかできないような気がしたし、私みたいな行き当たりばったりなテキトーな人の出来ることは
「みんな一緒にがんばろ〜〜」
って応援するのが精一杯。っと当時思ったから。いや〜。10年経った今でもそうかな。

だけど、行き当たりばったりでも、無計画でも(その時はちゃんとプランがあってスタートしてるつもり)、子どもや子育てに関わる仕事を始めた事で、色んなことを考えて、学んで、壁にぶつかったり、失敗したり、解決できない目の前の現実に無力感で愕然としたり。それでも子どもたちの成長や自分自身や仲間の成長に励まされたり。

そんなかけがえのない貴重な体験をたっくさんする事が出来た。ノープランも何気に悪くない。(いや、ノープランでやってるつもりは本当に無いのだけど…振り返るとなんて無計画だったのだろう!とビックリする事がほとんどっていう…)

そもそも失敗することや、間違うことに対する恐怖心や恥ずかしさはあまり持っていない。アメリカ留学をした経験がそうしてくれたのか、親に褒められて認められて育ったからそうなったのかわからないけど、これは私の1番の強みだと思う。根拠のない自信はとっても大事。子どもはみんな根拠のない自信のある生き物だと思って疑わなかったくらいそれが普通だと思っていたけど、そうではない子どもたちとの出会いで、私の価値観は大きく揺さぶられた。

「どうせ俺なんて」と小学校1年生の時の長男の友達が言った時、耳を疑い、猛烈に
「うわ〜!私、なんかしなくっちゃ!」
と焦りに似た感情が生まれたのを覚えている。

私に出来ることって何だろう?

子育て支援という業界で、私に出来ること。私だからできることって何だろう?

あの日からずーっと考え続けて、まだまだ正解はわからないけど、あの頃よりは少しずつわかる事が増え、出来ることも増え、一緒に想いを持って活動してくれる仲間が増えた。

色んなこれまでの事や、日々の感じたことや考えていること。自分自身の記録として書いてみようと思う。

#子育て支援 #NPO法人 #始まり