投資の基本 複利について②

[基礎]72の法則

以前の記事で年利5%の金融商品を15年運用すると元金の2倍になるというお話をしました。では3%では何年で2倍になるのか、10%だと何年なのか、と疑問を持ちながら読んでくださった方もいるかもしれません。

そんな時に使えるのがこの72の法則です。

「72÷年利(%)≒お金が2倍になる期間(年)」

たとえば、金利10%の資産を購入した場合、「72÷10=7.2」となるので、約7年でお金が2倍になることがわかる。金利3%でお金を借りた場合には、「72÷3=24」となるので、約24年でお金が2倍になることがわかる。

この法則を知れば、あなたが資産形成するにあたって、

逆に、消費者金融でお金を借りる場合(10万円以上100万円未満を借りる場合、法律上の上限金利である18%が通常適用される)や、クレジットカードの分割払いやリボルビング払いを利用する場合(通常12~18%が多い)に、どの程度の速さで借金が2倍になるかがわかるため、利用に慎重になりますよね。

また、お金を借りる場合だけでなく、お金を運用する場合も、この算式を利用できる。たとえば、「金利3%でお金を運用した場合、何年で2倍になるか」を知りたいときには、「72÷3=24」となるので、約24年で2倍になることがわかる。この算式は「72÷お金が2倍になる期間≒金利」と変形できるので、こちらを使えば、「お金を2倍にするためには、何%で運用する必要があるか」がわかる。たとえば、10年でお金を2倍にしようと思った場合、「72÷10=7.2」となるので、金利7.2%で運用する必要があることがわかります。


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