3月は...
久しぶりの更新
すっかり暖かくなり
花盛りの3月
この季節になると
姉の事をおもう
かれこれ20年前
姉は妊娠が引き金で
子宮がんになり
あれよあれよと亡くなった
やっと出会えた男性の赤ちゃんを
妊ったが その妊娠が
ガンに変わり
亡くなったのです
まだまだ元気なある日
姉は 私と母に
私が死んでも悲しまないでと
言うていた
私は そんなにかんたんに死ねないよといったけど
あっけなく
ある日突然 猛スピードで肺と脳に転移して 私や家族が知った時は
病院で 管につながれ ほぼ意識のない状態だった
その間に起こった事は 家族の複雑な闇が浮き彫りだった
姉が息を引き取ったのは
3月23日
晴れの暖かい朝
弟と旦那に見守れて
その年の冬は寒さが続き
その日から 突然の春がきて
コブシも桜も梅も桃もいっせいに咲きだした
姉が結婚していたところは
生まれた土地でもあり
私は 美しい花々にかこまれて
毎週 姉の家へ お線香を立てに行ったのです
あれから20年
姉はあの日のまま
わたしは当時 適当で気楽な日々を過ごしていた
姉が私に言ったことは
もっと幸せになり でした
今 思うのは 姉は私の幸せを
どんなふうに思っていたのかな
もし夢であえたら 聞きたいこと
かと言って 私は姉の幸せの形には
はまらないから 🤣
姉のように子煩悩な人が 妊娠がきっかけでこの世をさり
その日暮らしの私には 2人の子供
どんな意味があるのか
姉が亡くなったあと3年後に生まれた娘も今年は高2
思春期まっさかり
どんな女性になるのやら
彼女の思う幸せになってほしいと
切におもう
今年は娘と2人で姉の墓まいりに行った
私の住む街を見下ろす高台に眠る姉
今思い出すのは姉が亡くなった数日後、 息子と実家から帰る時
今日だけやでと言って 自転車の後ろに乗せてくれた
色々もやもやしていた私を 中学生だった息子が私に言ったこっは
死んじゃったら仕方ないよ
そんな言葉だったな