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メリーポピンズと不在の存在
「メリーポピンズ リターンズ」を観てきた!
前作も原作も知らずに行きました。笑
それなのに何故メリーポピンズにしたかというと、
元々私はマスカレード・ホテルを観たかったんだけど、一緒に行こうと誘ったお友達が既に鑑賞済みだった為、他に気になる映画を…と挙げたのがメリーポピンズだった。
細かい内容はネタバレになってしまうので、私が好きな3つのシーンを挙げます。
①♪The Royal Doulton Music Hallのシーン
メリーポピンズたちがロイヤルドルトンホールで歌って踊るシーン。
劇中劇?みたいでなんだか映画を観てる感覚を忘れて、普通にミュージカルを観ているみたいな感覚だった。
…ので、歌い終わったときに思わず拍手して歓声をあげそうになった。笑
②♪Trip a Little Light Fantasticのシーン
街灯点灯夫たちが歌って踊るシーン。
私よりバットマンの足が上がっていた…!私も精進せねば。笑
歌詞も良かった!
「困難な状況に陥っても、見方を変えれば良い」とメッセージ性のある歌でした。
③♪The Place Where Lost Things Goのシーン
亡くなられたお母さんを思うバンクス家の子供たちに、メリーポピンズが歌うシーン。
お母さんはそこにはいないけど、完全に消えてしまったわけではなくて、子供たちの成長を見守っている…という内容の歌詞があって、
そのときにこの台詞を思い出した。
「いなくなるってことは、いないってことがずっと続くってことです。いなくなる前より、ずっと側にいるんです。」
2017年放送のTBSドラマ「カルテット」で、松たか子演じる巻真紀の台詞。
夫が失踪していた巻さんが放った台詞がバンクス家の子供たちとリンクした。
いなくなっちゃったからこそ、不在だからこそ、より存在感を増して子供たちを悲しくさせるけど、
そんな子供たちを優しく包み込むような歌に、私も癒されました。
この歌に「春が雪の遠い下にいる」っていう歌詞があって、
ちょうど帰り道に、なんとなく春の訪れの感覚があった。
メリーポピンズで街に桜が咲いてたみたいに、私が新しく住み始めたこの町も桜がたくさん咲くといいなぁ。