いままでのこと②初めての映像編集編

このままセガで働き続けるかどうか迷い始めたころに、
元上司からバンダイに来ないかと声をかけられました。

聞けば「映像編集」をする仕事とのこと。
「未経験でも教えるから大丈夫」ということで、
バンダイに転職することに決めました。

いま思い返すとそのころのわたしは、
特にやりたいことってそんなになかった気がします。

ゲーム開発にしても映像編集にしても、
「なんかおもしろそう」ってなんとなく思ったりするじゃないですか。


その程度の興味しかなかったと思います。

ただ、目の前の仕事にはハマるタイプなので、
大抵のことはなんでもやり始めると楽しくなるんです。
だから、信頼している人に誘われた仕事であれば、
職種そんなにこだわりなく転職してたんじゃないかと思います。

わたしは昔も今もですが、

「なにをやるかより、誰に誘われるか」

で仕事を決めてきたような気がします。

バンダイでの仕事ではたくさんのことを経験させてもらいました。

月イチで社内で放映される1時間の情報番組制作、
おもちゃショーなどのイベント映像制作、
店頭紹介用映像制作など、
映像の編集だけでなく、構成や絵コンテ、ナレーション考えたり、
撮影・ナレーション収録の立ち合いなどなど、
いわゆるディレクター業もさせてもらいました。

これも本当に最初はかなりのプレッシャー。
だって映像制作したこともないど素人に、その元上司は任せてくれちゃうんだもん。

セガ時代も直属の上司で、バンダイでも上司だったこの方は、
かなりのストイックなんですが、とても面倒見が良い人でした。
いまでも上司としては一番影響を受けたし、尊敬している人です。

バンダイで働いていたこの時期に、
わたしの妙にストイックな仕事観が育ったことは間違いないです。

「やってやれないことはない」
「終わらない仕事はない」
「しのごの言わずにやる!」

そのおかげでたくさんの経験ができたし、今のわたしがあります。

ただ、このストイックな仕事観が、
少し後の自分をめちゃくちゃ苦しめることになるのですが、、、

それはまた明日に続く。

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