破天荒フェニックス 書評
OWNDAYS代表取締役社長の、田中修治さんが書かれた小説の書評です。
以前、noteで連載されていた内容を読んで感想を書いた事があるのですが、本として刊行されたこの「破天荒フェニックス」を読んで、その感想を書かずにはいられなくなり、ここに書きます。
本書は、OWNDAYSという企業の再生に携わるかたちですごした社長の,10年のうちの7年を、起こった事実をもとに、1つのフィクション、パラレルワールドの物語として記されている。
読み始める前に、494ページに及ぶ本の分厚さから、読むのに疲弊するかも?という不安があったが、その不安は間違っていた。
一気に、読めた。読み切ってすぐに出た感想としては、まさしく破天荒フェニックス!だ。
そして、加えてとてつもなくかっこよくて、まっすぐなフェニックスで、ますますOWNDAYSが好きになりました。
カッコイイ
これは、1つのフィクションであり、パラレルワールドだと書いてあるが、僕はその全てが全て、フィクションとは思えなかった。
その文や、田中社長の作中の言葉に、僕は煮え渡る熱狂と力を感じとった。
どこまでがフィクションで、どこまでが事実かは僕にはもちろんわからないが、このオンデーズ物語を読めて、本当によかった。
何度も、僕は読みながら感動をした。
そして、何度も胸が熱くなり、何度も「自分も、今を頑張りたい」と感じた。小説が、NEWSPICKS BOOKとして刊行された意味がわかりました。
これぞまさしく、「行動したい」「挑戦したい」と思っている人が読むべき本であるし、「何か仕事のヒントが欲しい」と思う人にピッタリでもある。
さらに、物語としても、もちろん読み応えがあるので、どんな人が読んでもプラスになる本だ。
全てのエピソードを紹介したいが、とくにおすすめしたいのが、震災時の、東北でのエピソードと、藤田社長と、高橋部長のエピソードだ。読んで欲しいので詳しくは書かないが、その出来事を知ると、きっと心の中で「なにか」が動くハズだ。
OWNDAYSはメガネ業界のファストファッション
こう言いきるまで、数々の困難とドラマがあり、その後も、困難の連続であったOWNDAYSが、今世界で人気店として、堂々と存在している事に、感動した。
人それぞれにはドラマがあり、会社にもそれぞれドラマがあるとはよく言うが、これ程のドラマはなかなかないのでは?と思える。
OWNDAYSは、決して、スムーズに進まなかったが、ピンチの度に、何度も困難を乗り越えていく。
読み進めていくと、これはフィクションか?このエピソードは事実か?なんて僕は考えなくなった。いつしか、田中社長の視点となり、物語の中に入っていた。そして、田中社長の苦悩と葛藤が、どれだけ凄まじいものであったか想像してみたが、計り知れなかった。
困難があるほど、ストーリーとして強くなり、武器になる。そう考えたら、多くの試練をのりこえた今のOWNDAYSは、どこよりも強い。何より、一緒に頑張ったスタッフがいる。そして、支持するお客様が世界中にいる。
本の中には、仕事をするうえで大切な事が多く書いてあり、伝わってきた。
自分事に置き換えた時、応用できる事であるし、すぐに実践するべき事だと思った。
夢や目標があるならば、やるべき事は何か?を再度教えていただいた。
圧倒的努力と、熱狂と、感謝だ。
どれかひとつでも欠けていれば、この本はなかっただろう。OWNDAYSも、いまの形ではなかっただろう。
夢や目標は、一人では叶わない。
誰よりも努力をして
誰よりも熱狂をして
誰よりも感謝の心を忘れない
この3つを、教えてもらいました。
破天荒フェニックス、おすすめです。
ぜひ、読んでほしい。