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「少しずつ変わりながら、変わらないものを持ち続けて長期的にやっていくことの重要性を伝えたいです。」加藤海凪さん|AhaDAY2024先輩プレゼンター紹介
2024年12月21日(土) 14:30-18:00開催『MAKERS U-18 AhaDAY』第1部に登壇するMAKERS U-18生に、AhaDAYでどんな話をするか、どんな人に来てほしいかを伺いました。
今回は先輩プレゼンテーションを行う8期生、加藤海凪さん。
▼Aha DAYの詳細・申し込みはこちら!
https://u-18.makers-u.jp/ahaday2024/
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『ファッションとカルチャーで障害を超える』
SAFEID代表 / 明治大学政治経済学部2年|MAKERS U-18 8期生
加藤 海凪
Q.今はどんなテーマや活動に取り組んでいますか?
障害をファッションや音楽などのカルチャーから解決することをテーマに活動しています。
弟が知的障害を持っていることからこのプロジェクトは始まりました。
障害があると、日常生活の中で困ることがたくさんあります。福祉サービスや会社の取り組みだけでは解決できない、見えない課題を感じながら生活してきました。
その中でも、「好きな服を着ることができない」「自分で遊びに行けない」という課題に着目しました。
好きな服を着て出掛けることがとても好きだったため、それができない弟に違和感を感じていたからです。そこで、どんな人も共通して感じられるカルチャーのおもしろさから、日常の課題を解決すること、障害のある人とない人がお互いに交わること、この2つに取り組みたいと感じました。
「スタイ×つけ襟」汚れを着こなす『flexibib』という新しいファッションアイテムを作っています。
知的障害や発達障害を持つ人たちがオシャレを楽しめていない要因の1つに、「汚れ」があります。
食べこぼしやよだれで服を汚してしまうため、親が「どうせ汚すから」という理由で、支援者や親が服を決めてしまうのです。
おしゃれに汚れを防ぎ、汚れてもおしゃれができるという余白を作っています。そして、汚れの不安がない人も、おしゃれなアイテムとして着用できるため、障害のある人とない人がつながるツールの役割も果たします。
もう一つ、!⇄!(インターチェンジ)という体験を作っています。これは、障害のある人とない人が音楽やアート、マーケット、ファッションから交わるフェスイベントです。
アクセシビリティに配慮しながら、福祉や障害に興味がない人も楽しめるコンテンツを用意しています。
障害のある人を取り込む、インクルーシブではなく、障害のない人と障害のある人が自然に同じ場所にいられる場所を作っています。楽しみながら、障害について考えるきっかけに、障害のある人たちが解放できる場所になることを目指しています。
Q.どうしてMAKERS U-18に参加しようと思ったのですか?
MAKERS U-18に参加した当時、「flexibib」を作り始めました。
しかし、どのように作り進めていけば良いのか、どのように活動を続けていけば良いかわかりませんでした。
そこで、ビジネスにとらわれず、面白いことを考え続けている人が多くいたMAKERS U-18に参加したいと思いました。参加してみると、自分のやりたいことや作りたい世界をさまざまな形で表現している同期や、それを追求し続けているメンターの方々に刺激を受けました。
フィードバックをもらう中で、福祉とファッションがどのようにつながるのか、自分で言語化、可視化していくヒントになりました。
今でも、ここで得たアイデアの出し方や実現の仕方に影響を受けています。
Q.AhaDAYではどんな話をしようと思っていますか?
プロジェクトを続けていく大切さについて話したいと思っています。
「こんな世界が作りたい」と変わらない芯を持ちつつも、柔軟にアップデートしていくことが大切だと感じてきました。
やりたいことについてアプローチし続ければ、自然と作りたい世界に導いてくれる人たちに出会っていくはずです。
小さいことから行動を起こし、コツコツ続けていくと、自分が思っているよりも大きなものを生み出せると思っています。
マネタイズポイントが見えない、コンペに落ちる、などうまくいかないことばかりです。
スピード感も必要ですが、それが全てではなく、少しずつ変わりながら、変わらないものを持ち続けて長期的にやっていくことの重要性を伝えたいです。
一緒にこれから頑張る仲間の1人として、話を聞いてもらえたら嬉しいと思っています。
Q.AhaDAYにはどんな人に参加してほしいですか?
「何か作りたいけど、何からやっていいかわからない」
「最近こんなことを始めた」
という人に参加してほしいです。
行動すること、活動を続けることのきっかけになれば嬉しいと思っています。私自身、MAKERS U-18に参加して、自分のやりたいことや作りたい世界について考え、このプロジェクトを続けるきっかけになったからです。
そして、居場所を見つけるきっかけにもなってほしいと考えています。
気軽に悩みを相談できる仲間がいるだけで、自分のプロジェクトに火がつくと思っているからです。
AhaDAY概要
AhaDAYは、完璧ではなくても進み続けるリアルな姿が次なる挑戦者の背中を押す、U-18革命児の祭典です。
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思い描く世界を求めて、我が道を突き進むMAKERS U-18生。
表向きの成果やキラキラした部分だけでなく、ぶつかってきた壁や課題、不安や悔しさ、それらとどう向き合ってきたのか、そして、その末に何に気づき、何を決意し、何を伝えたいのか。
そのプロセスこそ、教科書やネットには載っていない、これから道なき道を進んでいくみなさんに届けたいリアルであり、それを自分と重ね合わせた時に、みなさん自身のこれからに還元されていく。
挑戦が、自分らしい挑戦を後押しできる。そんな場を創りたいと強く願っています。
当日申込、途中参加・退室も可能で、オンライン配信もあります。
自分に正直に挑戦したい。そんなU-18世代が集うAha DAYで、皆さんと一緒に、まだ見ぬ世の中を創る一歩を踏み出せることを願っています。
<Aha DAY詳細>
●開催日時:12月21日(土) 14:30-18:00 ※途中入退室可
●会場:対面オンラインハイブリッド
●参加費:無料
●第1部:MAKERS UNIVERSITY U-18 9期生代表プレゼンテーション
●第2部:MAKERS U-18 9期生との交流会
●申込期限→当日申込、参加OK
●申込はこちら→https://u-18.makers-u.jp/ahaday2024/
<最後に>
▶︎MAKERS UNIVERSITY U-18について知りたい方へ
公式WEBサイトをぜひご確認ください。
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▶︎MAKERS UNIVERSITY U-18のコンセプト
こちらのnoteに新キャッチコピーに込めた想いを綴らせていただきました。
▶︎MAKERS U-18の内容を詳しく知りたい方へ
カオスなまでに多様なMAKERS U-18生が集う合宿の流れ、大事にしていることをまとめました。
▶︎他のMAKERS U-18生についても知りたい方へ
自分のスタイルで挑戦を続ける、カオスなまでに多様なMAKERS U-18生を紹介しています。
▶︎MAKERS U-18 事務局インターン生募集!
U-18革命児の私塾を支える事務局インターン生を募集しています。こちらで歴代インターン生の声を紹介しています。
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今後とも、応援よろしくお願いいたします。