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『君の狂気に、惚れている。』"新キャッチコピー"に込めた想い。
※本noteはMAKERS U-18 8期エントリー開始にあたり執筆したものです。それ以降にMAKERS U-18に関心を持たれたみなさんにも是非読んでいただきたい内容ですので、あえて内容の更新はせず、継続公開しています。
みなさん、はじめまして。
MAKERS UNIVERSITY U-18 事業責任者の竹田です。
MAKERS UNIVERSITY U-18では、今年からキャッチコピーとキービジュアルを一新しました。
そこで、新キャッチコピーに込めた想いについて、お伝えできればと思います。
見えない「抑圧」の存在
「高校生なのに、なんでそんな事してるの?」
「高校生らしくないなぁ。もっと高校生らしい発想をしてよ。」
「高校生なのに、すごいね。」
これは10年前、僕が高校生だったときに、心底嫌いだった言葉たち。
僕は、周囲よりもちょっとだけ政治やまちづくりに興味があって、
大人ばかりのイベントに参加したり
”リーダー”に憧れドラッカーの分厚い本を読むような、
”変わっている”と言われる高校生でした。
でも、別に人と違うことをしたいなんて思ったこと無いし、
むしろ「変」と言われることがすごく嫌で。
「ただ自分がやりたい!って思うことをしているだけなのに・・・」
周囲がカラオケに行ったり、受験のために塾にいくのと同じように、
自分の楽しさや正しさに従っているだけで、
なんでこうも色目で見られてしまうのか。
![](https://assets.st-note.com/img/1669718801958-qXzyqlCIg9.jpg?width=1200)
時代は変わり、探究、起業家教育、個別最適な学び・・・と、
高校生を取り巻く環境は変わり、
いい方向に社会が変わってきたと感じています。
もしかすると、当時「変」と言われた僕は、
今高校生に戻ったらそこまで肩身の狭い思いをせず、
周囲の目を気にせず過ごせているかもしれません。
しかし、一方で、根本の構造は何も変わらず、
それどころか、新たな歪みも生まれていると感じています。
それは、見えない「抑圧」の存在です。
「私の活動は、SDGsと関係ないんですけど・・・」
「この取り組み、ビジネスにはならないのでイケてないんですが、」
「社会課題を解決したいとかではないんですが」
「誰も巻き込まず、一人でやっているので駄目なんですが、」
「進路とは全然関係ないんですけど」
上記は様々なプログラム等で、
出会った全国の高校生たちから聞いた言葉たち。
こっちから何も聞いてないし、
その場では別にそうした評価軸はないのに、
何故か自分の考えを卑下するかのような枕詞をつけて話す。
これらの言葉を聞くたびに、
彼ら・彼女らの背中にずっしりと、
「何らかの評価軸や期待」が乗っているのを強く感じます。
学校の授業、様々なプログラム、関わる大人たち・・・
それぞれの場や人には何らかの「評価軸」があります。
その場でそれらの意識が求められるのは当たり前ですし、
それ自体を否定する気は全くありません。
当人がその評価軸と自分が目指している方向を、
照らし合わせた上で納得しているならば全く問題はないです。
しかし、往々にして、そうではない。
その人自身、その枠に収まることを選んでいないのに、
無意識に誰かが作った評価軸・枠とのズレを感じ、
そこに納得していないのに合わせようとする。
誰が悪いわけでもないですが、
そんな「見えない抑圧」が多くの高校生に生まれている。
そして、その結果として、
一人ひとりが実は持っている違和感や問題意識、
もしくは野望や想いに蓋がされ、
可能性が潰されているということも少なくないと、
僕は考えています。
理解されない"熱”と孤独
「初めて、こんなに自分のことを素直に話せました」
「本気でぶつかっていい相手とようやく出会えた」
「自分は、これでいいんだと思えた」
MAKERS UNIVERSITY U-18は今年で8回目。
毎年毎年、終了時にはメンバーがそんな感動・感嘆の声で溢れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1669861998053-GlWHSvc2rK.jpg?width=1200)
この場に集うのは、自分にしか見えてないモノ、
自分が思い描く理想の世界を強く信じるU-18世代メンバー。
テーマも、経験も、出身もバラバラ。
参加したい人は口を揃えて「カオス」とこの場を称するくらい、
他では交わらない多様で、"変わった"メンバーが集結します。
『ハエトリグサに恋をした。
人間と植物の関係性を音から謳い、紡ぎ出したい』
『アフリカ大陸縦断しました。これからアフリカに帰り、キャリアを積みます。』
『食から健康を紡ぐ。このスプーン、食べられたらいいじゃん!』
『ヤンキー×ビジネス。悪いことじゃなくてもかっけぇ世界をBUTIAGEる』
そんなバラバラな彼らの多くに共通するのは、
前述した見えない抑圧ゆえの”孤独感”を感じていること。
誰にも理解されない、
でも絶対に社会を、世界をもっと面白くする。
そんな"何か"に出会ってしまった同世代、そして先輩達と出会うことで、
見えない抑圧から開放され、自分を大切に次へと力強く踏み出していく。
その結果が紹介した参加者の終了後の姿であり、
MAKERS UNIVERSITY U-18ならではの景色だと考えています。
「君の感性こそ、未来だ」
今の時代に、
MAKERS UNIVERSITY U-18が社会でどんな役割を持てるのか。
何を、発信するべきなのか。
そう問うた時、僕たちの結論は、
社会に「見えない抑圧」があるということを世に問題提起すること、
そして、その結果実は抑え込んでいた何かを抱えているU-18世代に
全力で「君の感性こそ、未来だ。」と、
「その違和感、理想、想いは間違っていない、押さえ込まなくていい!」と
力強くメッセージを発信することだと考えました。
そんな議論を何度も重ねMAKERS UNIVERSITY U-18の参加者でもある、
山邊 鈴さんにコピーライトを依頼し生まれたのが以下の文章です。
(素晴らしい表現をしてくれたこと、心から感謝です)
君の狂気に、惚れている。
Z世代、AO入試、高校生起業家。
誰かの語る「僕たち」は、
いつもどこか数センチ浮いている。
幸せにしたくて堪らない人がいる。
つくりたくて堪らないものがある。
変えずにはいられない世の中がある。
貫かずには死ねない意思がある。
僕たちはそれだけの、
小さく熱き反逆者だ。
「求む、高校生起業家!」
求められるから応えるの?
映える色の広告なんて破り捨てて、
君にしか描けないでっかい絵を描こう。
社会の眼差しを越えた、
君の眼に映る世界を教えて。
今、もがけ、今、つくれ。今、すすめ。
妥協ができない人生を、
さあ、一緒に踏み進めよう。
熱中するものに、全力で突き進む、
不器用で、貪欲で、最高にかっこいい、
君の狂気を応援させてくれませんか。
不安も、悔しさも、嬉しさも。
すべてひっくるめて待っているよ、
君が本気で信じる世界と。
君の狂気に、惚れている。
誰からも理解されない、
変わっている/変と、今の世の中では周りから言われながらも、
”自分の理想”に向かい、
どうしても溢れ出る”熱”に突き動かされながら、
”もがきながらも挑戦を続けて/続けよう”としている。
そんなかっこいい彼ら/彼女らの持っているものを、
僕たちは「ピュアな狂気」と名付けました。
MAKERS UNIVERSITY U-18は、
そんなピュアな狂気を持った全国のU-18世代革命児のための私塾。
君の狂気に、惚れている。
これは、僕たちからのそんなU-18世代へのエールであり、
意思表示です。
この場に集うのは、同じようにピュアな狂気を持ち、
今まさに、自分の理想に向かって進んでいる起業家たちであり、
無謀だと反対されても、荒唐無稽と笑われても、
信じて進み続けているイノベーターたち。
事務局も含め、
全身全霊で共に理想へ挑む仲間として向き合います。
我が道を進む最高にカオスな同世代、
そして、一歩先ゆく先輩起業家・イノベーターとの出会いと共創が、
一人ひとりの理想を進化させる。
そんな場を一緒に創ってくれる
そして、この場で見えない抑圧を振り払い、
力強く自分の道を突き進む背中を見せて周囲を勇気づけていく同志を、
僕たちはこれから探していきます。
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ここまでの文章を読んで頂き、
「まさに私のことだ」と思った人は是非扉を叩いてほしいですし、
「あいつにぴったりなのでは?」と思い浮かんだ人がいれば、
ぜひご紹介ください!
MAKERS UNIVERSITY U-18 事業責任者 竹田より
<最後に>
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