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アバルト595 コンペティツィオーネ 徹底カスタムガイド 1〜5章
目次
1. はじめに:アバルト595のカスタムの魅力
2. カスタムの方向性を決める
• ストリート仕様
• サーキット仕様
• ユーロスタイル
• 快適性向上
3. エクステリアカスタム
• エアロパーツ(フロントスポイラー、リアディフューザーなど)
• カーボンパーツ(ミラーカバー、ボンネット)
• LED化(ヘッドライト、フォグランプ、ウインカー)
• ホイール交換
• ラッピング・塗装
4. インテリアカスタム
• ステアリング交換(純正流用 vs 社外品)
• シート交換(バケットシート、レカロ、スパルコ)
• シフトノブ・ペダル変更
• メーター類の追加(ブースト計、水温計)
• オーディオ・ナビカスタム
5. パフォーマンスチューニング(走行性能向上)
• ECUチューニング(ブーストアップ、ECU書き換え)
• インテーク系(エアクリーナー、インテークパイプ)
• 排気系(マフラー交換、キャタライザー変更)
• 冷却系(オイルクーラー、インタークーラー)
• 足回り(車高調、ダンパー、スタビライザー)
• ブレーキ強化(ブレーキパッド、ローター、ブレーキライン)
6. 駆動系・ミッションカスタム
• LSD導入(1.5way、2way)
• クラッチ強化(メタルクラッチ、強化クラッチカバー)
• ショートシフター導入
7. ECU・電子制御系カスタム
• ECUチューニングの種類と選び方
• OBD2デバイス活用(データロガー、モニタリング)
• スロットルコントローラー導入
8. サーキット仕様のためのカスタム
• サスペンションセッティング
• 軽量化(内装剥がし、カーボンパーツ導入)
• タイヤ選び(ハイグリップ vs セミスリック)
• アンダーパネル・エアロダイナミクス向上
9. ストリート仕様のためのカスタム
• 快適性を犠牲にしないチューニング
• 燃費向上の工夫
• 乗り心地改善(ダンパー調整、エンジンマウント変更)
10. メンテナンス・維持費の最適化
• オイル・フルード管理
• 消耗品交換(ベルト、バッテリー、プラグ)
• 車検対応カスタムの注意点
11. カスタム費用の目安とおすすめショップ
• 初心者向けのカスタムプラン
• 中級者向けのカスタムプラン
• 上級者向けのフルチューンプラン
• 信頼できるショップの選び方
12. まとめ:アバルト595を最高の一台に仕上げるために
1. はじめに:アバルト595のカスタムの魅力
アバルト595 コンペティツィオーネは、フィアット500をベースにしたハイパフォーマンスモデルです。軽量コンパクトなボディに1.4Lターボエンジンを搭載し、標準状態でも十分なパワーと個性的なスタイルを持っています。しかし、この車をさらに魅力的にする方法は無限にあります。
本記事では、アバルト595のカスタムの方向性を決め、エクステリア・インテリア・走行性能・駆動系・ECUなど、各カテゴリごとにおすすめのカスタムパーツやセッティングを徹底解説します。
あなたの595を理想の一台に仕上げるための参考になれば幸いです。
2. カスタムの方向性を決める
まず、カスタムの方向性を決めることが重要です。アバルト595は幅広いカスタムが可能な車ですが、目的が明確でないと統一感のない仕上がりになってしまいます。
① ストリート仕様
日常のドライブを快適にしつつ、ワインディングでも楽しめるバランスの取れた仕様。見た目のカスタムも重視し、エアロやホイールを変更するのもアリ。
• エアロパーツ装着(フロントリップ、リアディフューザー)
• ECUチューニング(ブーストアップ)
• 軽量ホイール導入(17インチ推奨)
• 足回り強化(ダウンサス or 車高調)
• スポーツマフラー(適度な音量のもの)
② サーキット仕様
タイムを縮めることを最優先し、軽量化や足回りの強化、冷却系のカスタムを重点的に行う。
• フルバケットシート(レカロ・スパルコ)
• LSD導入(トルセン or 1.5way)
• ハイグリップタイヤ(ADVAN A052、RE-71RSなど)
• ブレーキ強化(スリットローター + メタルパッド)
• ECUフルチューン(ブーストアップ + 燃調変更)
③ ユーロスタイル(見た目重視)
イタリアンデザインをさらに強調し、エクステリアやインテリアのカスタムに重点を置く。
• エアサス導入(Air Lift Performanceなど)
• カスタムペイント or ラッピング(マットブラック、パールホワイトなど)
• インテリアの高級化(アルカンターラ仕上げ、カーボンパネル)
• 大径ホイール(18インチ)
• LEDライトアップ(フットランプ、アンビエントライト)
④ 快適性向上仕様
普段乗りをより快適にするためのカスタム。音質改善や乗り心地の向上を狙う。
• サスペンションの減衰調整(コンフォート仕様)
• オーディオ交換(スピーカー + DSPアンプ)
• 遮音・断熱材追加(デッドニング)
• シートヒーター、エアコン強化
3. エクステリアカスタム
アバルト595はコンパクトで個性的なデザインが魅力の一台ですが、エクステリアカスタムを施すことで、さらにスポーティーな印象や洗練されたスタイルを実現できます。ここでは、見た目だけでなく機能性にも寄与するカスタムを紹介します。
3.1 エアロパーツ(フロントスポイラー、リアディフューザーなど)
エアロパーツは、空力性能を向上させるだけでなく、アグレッシブな見た目を演出するためにも重要です。特にアバルト595はフロント周りがコンパクトなため、エアロを追加することで迫力が増します。
おすすめのエアロパーツ
フロントリップスポイラー
• メーカー例:
• CARBON DRY JAPAN(カーボンドライジャパン)
• MADNESS Autoworks
• Pogea Racing
• 効果:
• フロントのダウンフォースを増加
• 高速走行時の安定性向上
• 見た目の迫力アップ
サイドスカート
• メーカー例:
• Zender
• Maxton Design
• FABSPEED
• 効果:
• 車両のローダウン感を強調
• 空気の流れをスムーズにし、高速安定性を向上
リアディフューザー
• メーカー例:
• TMC Motorsport
• Pogea Racing
• Maxton Design
• 効果:
• リアの整流効果を高め、ダウンフォースを発生
• スポーティーなリアビューを演出
• マフラーの熱を適切に逃がし、排気効率を向上
リアウイング(トランクスポイラー)
• メーカー例:
• Pogea Racing GTウィング
• Maxton Design リアスポイラーエクステンション
• Custom Garage SPEC-C
• 効果:
• 高速走行時のリアの安定性向上
• ユーロスタイルやサーキット仕様に最適
エアロパーツ装着時の注意点
• 車高とのバランスを考える(車高を下げるとリップが擦りやすくなる)
• 純正バンパーとのフィッティングを事前に確認
• カーボンパーツは軽量だが高価、FRPは安価だが重さと強度に注意
3.2 カーボンパーツ(ミラーカバー、ボンネット)
カーボンパーツは見た目のスポーティーさだけでなく、軽量化による走行性能向上にも寄与します。特にフロント部分の軽量化は、ハンドリングの向上につながります。
おすすめのカーボンパーツ
カーボンボンネット
• メーカー例:
• Pogea Racing
• Carbon Dry Japan
• Seibon Carbon
• 効果:
• 軽量化によるフロント荷重の低減
• 放熱ダクト付きならエンジン冷却効果も向上
カーボンミラーカバー
• メーカー例:
• TMC Motorsport
• Maxton Design
• FABSPEED
• 効果:
• 見た目のアクセントに
• 純正ミラーより軽量
カーボンサイドパネル
• メーカー例:
• Custom Garage SPEC-C
• Maxton Design
• 効果:
• 軽量化による走行性能向上
• サイドビューのスポーティーさアップ
カーボントランク
• メーカー例:
• Pogea Racing
• Carbon Dry Japan
• 効果:
• リアの軽量化により運動性能が向上
• トランクの剛性アップ
3.3 LED化(ヘッドライト、フォグランプ、ウインカー)
純正のハロゲンやHIDライトをLEDに変更することで、視認性が向上し、スタイリッシュな印象になります。また、LEDは消費電力が低いため、バッテリー負担の軽減にもつながります。
おすすめのLEDパーツ
ヘッドライト
• HIDからLEDに変更
• 明るさの向上
• 色温度6000K(純白)、8000K(青白)が人気
フォグランプ
• 黄色LED vs 白色LED
• 黄色(3000K): 雨や霧の日の視認性向上
• 白色(6000K): 見た目の統一感
ウインカー、テールランプ
• シーケンシャルウインカー(流れるウインカー)
• 視認性が高く、欧州車らしい雰囲気
• LEDテールランプ
• 発光速度が速く、後続車からの視認性向上
3.4 ホイール交換
ホイールは見た目だけでなく、バネ下重量の軽減により走行性能にも影響します。純正17インチからの変更が一般的で、インチアップ or 軽量化がポイント。
おすすめホイールサイズ
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人気ホイールブランド
• OZ Racing(ウルトラレッジェーラ、フォーミュラHLT)
• BBS(RI-A、LM)
• RAYS(TE37、VOLK ZE40)
• WORK(EMOTION CR 2P)
3.5 ラッピング・塗装
車の個性を出すなら、ボディカラー変更もおすすめ。
おすすめカスタム
• 部分ラッピング(ルーフ、ミラー、ボンネット)
• カーボン調やマットブラックでスポーティーに
• フルラッピング
• メタリック、マット、クロームカラーで個性を演出
• ヘッドライトスモーク化
• ユーロスタイルの雰囲気を強調
まとめ
エクステリアカスタムは、アバルト595の個性をさらに引き立てる重要なポイントです。次章では、インテリアカスタムについて詳しく解説します!
4. インテリアカスタム
アバルト595は、コンパクトなボディに対して独特なインテリアデザインを持っています。しかし、よりスポーティーに仕上げたり、快適性を向上させるためにはインテリアカスタムが不可欠です。ここでは、ステアリング、シート、シフトノブ、メーター類、オーディオ・ナビ など、アバルト595の室内をグレードアップするためのカスタムを紹介します。
4.1 ステアリング交換(純正流用 vs 社外品)
純正ステアリングの特徴
アバルト595の純正ステアリングは、Dシェイプ(下部が平らな形状)で握りやすく、パドルシフト付きのモデルもあります。しかし、グリップ感を向上させたり、よりレーシーな雰囲気を出すために交換するオーナーも多いです。
ステアリング交換の選択肢
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おすすめの社外ステアリング
• MOMO Tuner(シンプルなスポーツデザイン)
• NARDI Deep Corn(クラシカル&スポーティー)
• OMP WRC(ラリーカーのような本格派)
• ATELIER LEON ステアリング(純正デザイン+アルカンターラ加工)
注意点
• 社外ステアリングに交換する場合、エアバッグが取り外しになるため車検非対応になることがある
• パドルシフトを残したい場合は、適合するステアリングを選ぶ
4.2 シート交換(バケットシート、レカロ、スパルコ)
純正の「サベルトシート」でも十分スポーティーですが、ホールド性をさらに向上させたり、快適性を求めて交換する人も多いです。
バケットシートのメリット
• コーナリング時のホールド性向上
• 純正シートより軽量化(10kg以上軽くなることも)
• 見た目がよりレーシーに
おすすめのバケットシート
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注意点
• シートレールの適合を確認する
• フルバケットシートはリクライニングができないため、普段使いにはセミバケットの方が便利
4.3 シフトノブ・ペダル変更
シフトノブ交換
• 効果: シフトフィール向上、操作性UP
• おすすめ素材: アルミ、カーボン、チタン、レザー
• 人気ブランド:
• MOMO
• Sparco
• RACESENG(高級感あり)
ペダル交換
• 効果: 操作性と見た目の向上、ヒール&トゥのしやすさUP
• おすすめブランド:
• RAZO(滑りにくいデザイン)
• Sparco(モータースポーツ向け)
• Abarth純正メタルペダル
4.4 メーター類の追加(ブースト計、水温計)
アバルト595の純正メーターは視認性が良いものの、追加メーターを装着することでエンジンの状態を詳細に把握できます。
おすすめの追加メーター
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人気メーカー
• DEFI(精度とデザインが優秀)
• AEM(デジタル表示が豊富)
• PIVOT(コスパが良い)
メーターの取り付け位置は、Aピラー、センターコンソール、ダッシュボード上 などが一般的。
4.5 オーディオ・ナビカスタム
オーディオカスタム
純正スピーカーは音質がイマイチなので、スピーカー交換やデッドニングをすると大幅に向上します。
おすすめスピーカー
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デッドニングを行うことで、音のこもりを防ぎ、よりクリアな音質を楽しめるようになります。
ナビ・ディスプレイ交換
アバルト595(2015年式)の純正ナビは使い勝手が悪いため、最新のディスプレイオーディオやApple CarPlay対応のユニットに交換するのもおすすめ。
おすすめナビ
• パイオニア(サイバーナビ) → 高機能で操作性が良い
• アルパイン BIG X → 大画面で視認性◎
• CarPlay/Android Auto対応ディスプレイ(KENWOODなど) → スマホ連携で便利
ナビ交換時の注意点
• 純正の配線を流用するか、社外ハーネスが必要か確認
• ステアリングスイッチとの連携を考える
まとめ
インテリアカスタムは、運転の楽しさや快適性を向上させるための重要なポイントです。特にステアリング、シート、シフトノブ はドライビングフィールに大きく影響するので、自分の用途に合わせて選びましょう。
次の章では、パフォーマンスチューニング(走行性能向上) について詳しく解説します!
5. パフォーマンスチューニング(走行性能向上)
アバルト595は元々スポーティな走行性能を持っていますが、カスタムによってさらにパワフルかつ安定した走りが可能になります。ここでは、ECUチューニング、吸気・排気系の強化、冷却系、足回り、ブレーキ について詳しく解説します。
5.1 ECUチューニング(ブーストアップ、ECU書き換え)
ECUチューニングのメリット
• 出力アップ(ブースト圧の最適化により馬力・トルク向上)
• スロットルレスポンス向上(加速時のもたつきを解消)
• 燃費改善(低回転時の燃焼効率向上)
ECUチューニングの方法
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おすすめのECUチューニング
• RACE CHIP GTS BLACK(サブコンで手軽に出力UP)
• TDI-Tuning CRTD4(ECU書き換え不要の外部モジュール)
• ECU書き換え(ショップ施工)
• ROSSO MODENA(ロッソモデナ)(フィアット・アバルト専門)
• Digi-Tec(ドイツ製ECUチューニング)
• G-Tech(高精度なマッピング)
5.2 インテーク系(エアクリーナー、インテークパイプ)
エアの流入量を増やし、エンジンの燃焼効率を向上させることで、パワーアップやレスポンス改善が期待できます。
エアクリーナー交換
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おすすめのインテークパーツ
• BMC OTA(カーボン製エアクリーナー)
• K&N コールドエアインテーク
• Forge Motorsport インテークパイプ(レスポンス向上)
5.3 排気系(マフラー交換、キャタライザー変更)
マフラー交換のメリット
• 排気効率向上でパワーUP
• サウンドの変化(レーシーな音質へ)
• 軽量化(ステンレス・チタン製のマフラー)
おすすめのマフラー
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キャタライザー変更
• スポーツキャタライザー(排気抵抗を低減し、レスポンス向上)
• メタルキャタライザー(排気効率UP+耐久性向上)
• ストレートパイプ(レーシング仕様、車検非対応)
注意点: キャタライザー交換は排ガス規制に注意。車検対応品を選ぶか、必要に応じて戻せる仕様にしておくと安心。
5.4 冷却系(オイルクーラー、インタークーラー)
アバルト595はターボ車のため、熱対策が重要。特にサーキット走行やブーストアップ後は冷却系の強化が必須です。
オイルクーラーの導入
• エンジンオイルの温度を適正に保つ(熱ダレ防止)
• エンジン寿命の延長
おすすめのオイルクーラー
• HKSオイルクーラーKIT(冷却性能抜群)
• Forge Motorsportオイルクーラー(海外製だが高性能)
インタークーラーの強化
• Forge Motorsport フロントマウントインタークーラー
• G-Tech インタークーラー(ブースト圧の安定化)
5.5 足回り(車高調、ダンパー、スタビライザー)
車高調整式サスペンション
車高を調整しつつ、乗り心地とコーナリング性能を向上させるアイテム。
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スタビライザー強化
コーナリング時のロールを抑えるため、前後スタビライザーを交換するのも有効。
おすすめブランド
• H&R(剛性UPでコーナリング安定)
• Eibach(街乗りにも適した設定)
5.6 ブレーキ強化(ブレーキパッド、ローター、ブレーキライン)
ブレーキパッド交換
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ブレーキローターの強化
スリットローターや2ピースローターに交換することで制動力向上&放熱性UP
おすすめブランド
• DIXCEL PD/SD(純正形状で強化)
• brembo(高性能だが価格高め)
まとめ
パフォーマンスチューニングは吸気・排気、ECU、冷却系、足回り、ブレーキ をバランスよく強化するのがポイント。特にECUチューニングと冷却強化はセットで考えた方がトラブルを防げます。
次の章では、駆動系・ミッションカスタムについて詳しく解説します!
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