戦友と挫折と開花
高校生時代、まけまなは吹奏楽部でトロンボーンを担当していました。
地元でも強豪校で、団体としてはもちろん、個人技を競う大会でも他校から一目おかれるような存在の学校でした。
まけまな自身も「まずは自分の学校でトップにならねば」と、大会上位を目指すには普段の仲間すらライバル視して技術を磨く日々を過ごしていました。
大会の結果が良ければ、近辺の有力大学から推薦入学の話があるかもしれない…と期待もありましたが、結果は3位と狙っていた順位ではありませんでした。
その結果を受けて、大学への進学は諦めました。自分のできる精一杯の努力をしてもライバルには敵わない。「才能やメンタルの強さでライバルに敵わないのに、大学へ行ってまで続ける意義はあるのだろうか」と自問を重ねた結論がそれでした。
この時点ではまさに挫折です。ただ、この判断が無ければクリエイター系の道が開くことは無かったのかもしれません。
昨夜、同じく高校時代に挫折を経験した先輩と食事していた際に「あの時の挫折が無ければ、かなり厳しい世界に足を踏み入れていたのかもしれない」と当時の判断を評価し合いました。
当時の大会で上位だった戦友は有力大学へ入学し、更に華々しい成果を残すのですが、現在も非常に厳しいプロの世界で自身のポジションを確立させようと挑戦する日々を送っているようです。
そんな戦友の姿を見て、どこかほっとする自分もいます。超優秀な戦友ですら挑戦者の立場でいるという現実に、自分だったらどうなっていたのかとその道の厳しさを痛感しています。
当時の挫折があったから今という充実した日々を過ごせている。悔しく辛い経験の挫折も、新たな才能開花のキッカケになるのだと当時の自分と今後挫折を経験するかもしれない自身にしっかり刻みたいです。
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