B06)目次と見出しは何度も見直しを
↓前回の続きです。
必ず読まれるページ「目次」
Kindleに限らず、本を読む際に必ずといって確認するのが【目次】のページですよね。
【目次】はこれから始める冒険の地図のようなもので、この本からどのようなことが得られるのか、特に初めて読む人には欠かせない「地図」そのものです。
まけまなは、めったに本を買いません。読書をする際は、Kindle Unlimitedが7割、図書館が2割、購入が1割という割合です。
Kindleで読めないものは図書館経由で取り寄せて手に取ります。
Kindleにしても、実際の書籍にしても、【目次】は必ず目を通します。むしろ、興味を惹かれた【見出し】(章や節のタイトル)の箇所だけしか読まないことが圧倒的に多いくらいです。
目次「構成」の傾向
これまで数百冊の本を手にしてきたまけまなが感じる目次(本)を「構成」する際の傾向として、やはり『起承転結』での展開が大多数のように感じます。
例えば、
のような展開です。
これを、まけまなは最初に出版した『克服しない「うつ」弱さを認める3つの考え方』にて、次のように当てはめました。(実際の章・節タイトルとは異なります)
前者の例は全四章での構成でしたが、後者の出版作では全五章の構成になりました。第三章と第四章がどちらも(転)と位置付けています。
伝えたいことが多い場合、複数の章で起承転結それぞれ被らせても良いと思いますが、起承転結のバランス、いずれかが極端に長くなるのは避けたいところですね。
見出しや目次の修正は原稿作りと並行に
上記の通り、全体の目次を定めたところで原稿作りに着手します。
目次と見出しがある程度の方向性を示しているので、原稿作りは進めやすい状態になってはいますが、やはり書き進めていると見出しや目次に違和感を覚えることがあります。
その本で伝えたいことがブレなかったり、本の中で矛盾さえしなければ、途中での目次・見出しの修正はどんどんしていくべきだと思います。まさしく、磨き上げるという作業ですね。
実際に、最初に出した本も目次は途中で何十回と修正しています。
特に見出しについては、その章・節の要約をその1行で表現すると同時に、読者が「この先も読みたい!」と思える言葉を選ぶ必要があります。
一度決めたら変えないのではなく、もっと響く言葉は無いのかと試行錯誤の時間も原稿作りの中でやりがいを感じる作業のひとつです。