【学び】語学は繋がる魔法だと思う
おはようございます。
毎日ただ思ったことをつらつらと書いているのですが、中にはスキしてくださる方もいらっしゃり、非常に嬉しく思っております。
さて今日は私が大学時代に初めて語学に目覚めた時のことをお話しします。
ゼミで国際交流会の募集があった
大学3年生当時、ゼミの教授が韓国の大田(テジョン)という街にある大学の教授と知り合いであるということをきっかけに、あちらの大学で国際交流会を開催するという話がありました。
ちなみにソウルが東京、釜山が大阪なんていう例えをよく聞きますが、それであるなら大田は名古屋あたりと説明するのが良いでしょうか。
交流会で何をするかというと、国際経済について各自でレポートにまとめ、それを英語で発表するというものです。
参加したのは、一つ上の男性の先輩が3人、同級生の女子が2人、一つ下の男性が1人の計7人だったように記憶しています。
歳の近い男女が7人集まって、さながら、あいのり旅じゃん。などと思っていましたが一つだけ問題がありました。
私だけ英語が全く喋れなかった
もちろん他のメンバーは皆喋れます。
じゃあ何故立候補したんだという話なのですが、当時は第二次韓流ブームの真っ只中でして、とにかく韓国に行ってみたかったのですね。
しかし、残された時間はあと1ヶ月。今から英語を勉強しても交流会には間に合いません。では、どうしたかというと私はその日から韓国語の猛勉強を始めたのです。
皆が英語を喋れる中で、下手な英語を披露しても印象には残らない。それならば、誰もまだ習得していない韓国語ならば差が付けられるはずだ!という発想でした。
当時Youtuberという言葉すらまだ浸透していなかった時代に、YouTube上で韓国語レッスンをアップしてくれているチャンネルを発見し、毎日見ては、自作のノートに韓国語を書き連ねていったのです。
いざ!韓国へ!
それから1ヶ月後、私たちは韓国、仁川国際空港に降り立っていました。
焼肉食べたり、コスメ買ったり、写真もいっぱい撮らなきゃな〜と思っていた時に、隣にいる友人が困っている様子です。トイレに行きたいと。
とうとう来ました、1ヶ月の成果を見せる時。私は喜び勇んで、目の前を歩いていたおじさんに覚えて来た韓国語で話しかけます。
私「화장실 어디 있어요?(トイレどこにありますか?)」
おじさん「아…?!v))¥@〇〇xc””6」
しまった!どこにあるかまで聞き取る能力が無かった!
最悪です。親切丁寧にトイレの場所を教えてくれるおじさん。全く聞き取れていないのに、とにかくニコニコする私。これはただトイレの場所を教えてもらって満足しているだけの人!
結局ボディランゲージを駆使してトイレの場所を教えて貰いました。
あえなく失敗に終わった韓国デビューですが、ここで私はあることを思ったのです。
「国も言語も違っているのに、私たちは今トイレという言葉で想いが繋がっている」
語彙力が未熟が故に上手く言い表せないのですが、一瞬にして他国の方と想いが通じ合うこの感覚はまるで魔法のようだな、と思ったのです。
私たちの珍道中はまだまだ続きます。
長くなりましたので、また次回お会いしましょう。