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【就活】新大阪駅で泣きながらカフェラテを飲んだ話
おはようございます!
そろそろあの時期が近付いて来ましたね。
今日は大学時代を思い出して就活の話をしてみます。
シューカツってなんだ??
大学3年生にもなると話題はアレで持ちきり。そう就職活動。
当時、私は本当にやりたいことが無かったのですが周りの友人が次々にインターンシップやOB訪問に行っているのを見て漠然と焦っていました。
とりあえず、マイナビやリクナビなどの大手就活サイトに登録。〇〇ナビと付くものはだいたい登録していたと思います。
とはいえ、全くの予備知識を持っていなかった(そもそも勉強していなかった)私は名前を知っている企業の説明会の予約を何件か取る事にしたのです。
偶然にも何件か選考が進んだ
自分で言うのもなんですが、昔から人前で喋ること、何かをプレゼンする力には自信があったのです。好きなんですね、そういう類のものが。
なので、幸いにも三次面接くらいには何件か進むことができていました。
しかし、どの企業も全くその先に進めないのです。おそらく、その企業に入りたいという熱い思いが無いことを見透かされていたのでしょう。
そんな状況が何件も続き、ついに四年生の夏になっても内定は取れませんでした。
次々に内定の報告LINEが届く
しかし、次々に内定をゲットしていく友人たち。1番キツかったのは、落選を意味する企業からのお祈りメールが届いた直後に、友人から内定取れたよLINEが届いたことでした。
私を苦しめる意図の無い、ただひたすらに真っ直ぐな純度100%の喜びがかえって傷心の私には辛いのです。
そんな中、あるテレビ番組制作会社の選考が進み、大阪にある面接会場に出向くことがありました。
以前の面接では、優しいディレクターさんと打ち解けて良い雰囲気を作れていた為、正直あまり緊張はしていませんでした。
しかし、扉を開けてみると、前回とは打って変わりビシッとしたスーツの男性が座っていました。
淡々と質問を投げかける様子に、穏和な雰囲気は1ミリも無く、口角をピクリとも上げずに面接を進めていく様子に圧倒されてしまい、全くもって良い回答ができなかったのです。
私はいったい何をしているんだろう
完全に灰と化した私は帰りの新幹線に乗るために新大阪駅に来ていました。
もちろん、会場からそこまでの記憶は一切ありません。
新幹線の時間までまだ余裕があったので、近くのカフェで時間を潰すことにしました。
人間、暗い気持ちになっている時は何故か暗い話題が目につくようで、偶然にもネットで見つけた就活生の情報掲示板に書いてあったことに心をやられてしまったのです。
「この時期まで内定出てない奴はヤバい」
「一生負け組」
いや、今考えたら絶対そんなことは無いんですよ。笑
いくらでも挽回するチャンスはあるし、また立ち上がってやり直せば良かったんです。
しかし、視野が狭狭になっていた私はその瞬間、せきを切ったように涙が溢れ出し、隣の人にバレないように必死で鼻水を抑えていました。
毎回、面接官に気に入られようと偽りの自分を作り上げ、絵に描いたような優等生エピソードを披露する。家に帰れば身体にぴったり張り付いたリクルートスーツをひっぺがす。
ん?私はいったい何をしているんだろう。
というわけで、その日を境に就活を一切辞めてしまいました。
そしてそれから数年後、紆余曲折を経て今の会社に就職することになるのです。
あの時、しっかりと自分に向き合って就活に臨んでいたら違う職業に付き、年収も違っていたかもしれません。
でも、なんだかんだで今も人並みに生活ができているし、税金もしっかり納めています。
みんなと同じでいることが安心だからと、自分を偽って就職していても、私のこの性格だときっと途中でしんどくなっていたことでしょう。
もし、今あの時の自分に声を掛けてあげられるとするならば
大丈夫!この先なんとかなるって!
と言いながら隣に座って、カフェラテを一緒に飲んであげたいなと思っています。
また、明日お会いしましょう