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海のはじまり 特別編を見て

今回、特別編ということで、なんだか気軽に見ることができた。(本来ドラマは気楽に見るものだと思うが)


両想いに驚く

ただ、特別編を見て、
「水季と津野くんって、両想いだったの!?」
と驚いたのは私だけじゃないだろう。

これまでの流れから、てっきり水季は、生方さんのことばを借りるなら『手をつなげない好き』な人だと思っていた。

だからこそ、津野くん片思いのくせにのめり込んじゃって可哀想だなぁ、と思っていたのだけど。。

ちゃんと両想いで、なんなら結婚しようと本気で考えるくらいだなんて。これまでの誤解を、津野くんに謝りたいくらいだ。

でも、この関係性だからこその、水季が死んだ時の津野くんの反応は、納得感がある。

ああそうか。 確かに水季と津野くんは、『家族』じゃなくて、恋人だったんだな。
以前の回で、津野くんは朱音さんから「家族でやるから触らないで」と言われて、酷いなと思ったんだけれど、家族じゃないというのは、逆に言えば、まだ恋人同士になりうる可能性がある関係性という意味合いもあるのかなと思った。
家族になっちゃうと、恋じゃなくて愛だから。
(朱音はそんなつもりでいったんじゃないと思うけど)

初めて言われた「かわいい」

水季が塗ったペディキュアを見て、津野くんは「かわいいね」と褒めた。それを聞いて、水季は「かわいいなんて、初めて言われた」と喜んでいた。

前の回での夏と水季の会話を思い出した。水季を見て夏は確か「面白い」と表現した。褒めてるつもりだろうが、水季は「そこはかわいいでしょ」と反論しても、夏は頑なに「面白い」と言ってた。

あの会話だけでなく、夏は一度も水季のことを「かわいい」と表現しなかったことが、この水季の発言でわかったのだけど、そうだとしたらちょっと酷いですよね。

今回の特別編を見て、水季とお似合なのは、夏よりも津野くんでは?と思ってしまいました。

心のブレーキ

なんだよ、そんな制約つけなくていいじゃんと誰もが思ったでしょう。
水季は、海ちゃんのことを一番に考えるために津野くんとの恋を諦めたのだけれど、あのシーンで思い出したのは、水季が夏にお別れを告げるシーンです。

「夏くんより好きな人ができた」
と水季は夏に告げて別れましたが、それが海ちゃんだったわけで。
だから、海ちゃんは水季にとって最愛の人なので、そこにもう一人最愛の彼氏っていう枠はないんですよね。本当に好きだった夏と別れる理由として、海ちゃんを選んだのだから、それくらいの覚悟で空き枠全部使って海ちゃん選んだから、津野くんの入る枠をつくるためには、海ちゃん用の枠を一つ空けなきゃいけなくなると思ったんでしょう。

それでも、
「そんなのなんとかなるよ」
と思ってしまいますね。

さて、来週は再開するとのこと、楽しみです。
それにしても、特別編にしては、すごい大事な回になった気がします。さすが。

それと、今クールは全12回というのが発表されましたね。
終わってほしくないドラマなので、最近珍しくフルでやるなんて、嬉しい限りです。


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