「ブラックにさよならを」メイクで気にするべき男女の違い②
男性として生まれた方がメイクで気を付けたほうが良い点、2つめは「色」です。
メイクを習うというと「理論」を聞きたいという人も多いです。その中で「色」というと「感覚的な物」と思われて拍子抜けされることがあるのですが「色のイメージ」って超☆大事です。
はい、大事さを強調するために☆を入れました。
色とイメージ
例えば赤にどんなイメージがありますか?
熱い、情熱的、色っぽいとかそんな言葉を浮かぶ人が多いようです。
青なら?
クール、信頼、冷たい、安心とかですね。
つまり、その色をメイク、髪型、ファッションに取り入れればそのイメージを纏うことができます。
まだ容姿に自信がない?
なら、色で女の子の鎧を纏えばいいのです。
「理想の女性」のイメージカラーは?
「貴方の思う女の子をイメージする色は何ですか」とアンケートを取ったことがあります。
ランドセルの色が色とりどりになったように赤=女子と言う時代ではなくなったようで趣味趣向が結果に反映されました。
例えば、アイドルが好きな人はピンク、レモンイエロー、水色、淡い黄緑などをあげる人が多かったです。全体的に明るくて淡いカラーですね。
反対にセクシー系が好みの人は紫、赤、ベージュなんて言う具合です。
自分が思う女性像の色をまずは纏ってみましょう。
そういうと「似合うか心配」という質問があるんです。好きな色を使ったほうが気分があがるのであれば、まずはそれでOKです。
「ブラックにさよならを」
メイク道具によっては「色を決め打ち」しちゃっている人がいます。
例えば「アイライナーはブラック、まつ毛は黒でしょう」と。
「いえいえ、アイライナーは白やテラコッタ、ミルキーグレーなんかも流行りなんですよ」なんていうと驚きます。
自分がなりたいイメージに沿って色を自由に選んでみましょう。
特に黒色は「強さ、重厚感」を生みやすいカラーです。その気はないのに気が付いたら派手顔になっていた。けばくなっていたと感じる場合があります。
男性らしい顔が嫌・柔らかいイメージが欲しい場合は黒色を茶色やグレーにまずは置き換えてみましょう。ピンクやパープルはいきなりは怖くても茶色やグレーなら導入しやすいですよね
西原さつきの優しいイメージの秘訣も色選びから
例えば西原さつきの顔は髪型を含めてパープル、ピンク、ブラウンで構成されています。あの柔らかさ、優しさは色が作り出している部分があるのかもしれません。
(Amazon 『女の子って魔法だよね』より)
この時のメイクを担当したのは私ですが、実はシェーディングすらピンクを使ったりしています。
反面、さつきのMIQの時の写真例です。黒が多様されています。世界を意識した強さがある女性像です。
私の色による変化
私はメイクなので洋服の色に制約がある時があります。黒色や暗色を指定されるとかです。
(黒のスウェットです)
こっちはテラコッタオレンジを主軸にしたメイクです。
(実は乙女塾用に作ったんだけど没にした写真)
黒の方が強い印象になっているのがわかると思います。
「色のイメージ」って超☆大事なことが分かったのならうれしいです。
補足: 実は、私のうすい顔では黒色は強すぎるので黒指定の時も少しごまかしてチャコールグレーだったりダークグレーだったり微妙に真っ黒じゃないものに置き換えています。こうした方法は似合わせで苦手だけど好きなカラーを使うのに便利だったりしますが、それはまた別の機会にでも紹介します。