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「僕が3年間家から出なかった理由」女の恰好して外に出るのは超大事

わたしが美容師の資格をとったりメイクスクールに通うよりはるか昔、自宅で様々なメイクを試行錯誤していました。その期間なんと3年間!!

なんで3年もかかったのというと、

「街中で男ってばれたりしたら死ぬ」

「(当時は臆病だったので)勇気がない」

からです。

最終的にはお友達のトランスジェンダーの人にひくにひけない状況にされて出た感じですね、たしか。

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(引きこもり3年目(笑)の写真です。これでも当時はメイクすげー、って感動してました。)

ちなみにうちのボスこと西原さつきさんも最初ホルモン治療をしても女性の恰好をして出かけることはできなかったといいます。確かその期間同じく3年ぐらいだったかな…同じチキンどうしだなーと”勝手に”思ってます。

なんでかっていうとかなり後悔しているんですよね。もっと早くでときゃよかった。

なぜ?

理論上「女に見える」は机上の空論

結局、家での勉強だけでは「理論上最強」になっても「100%女性に見えるとか無理なわけで」。

いかに二丁目で「女の子にしか見えない」とかSNSでちやほやされても街中は残酷です。いっぱい失敗もします。でも反対に「あれ?意外と誰も見ていないぞ」「いけるんちゃう」ともなります。何にせよ、外に出ないと経験値がたまらないからですね。

さつきさんがたまに迷っている人へ言う「やっちゃいないよ」という単語は、そういう我々の反省から来るんじゃないかと“勝手に”想像しています。

はい、勘違いだったら悪いので「勝手」「勝手」としています。いい加減野郎には便利な言葉ですね。

ちなみに、家で勉強したことはメイクとしてはとてもタメになりました。自分は毎回テーマを決めてメイクをしていたのです。今日は秘書風、今日はじじいとか。そしてメイクスクールで最終的にやったのもテーマに沿ってメイクするとかそういうことでしたから。

外出してから3年で私に起こったこと

ただ、外に出てからの3年で何があったかというと…。

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(外に出て半年後ぐらいの写真。ウィッグかぶっていた最後の頃)

・半年後には新宿二丁目で働く。

・その店がメイクサービスがあったのでメイクを施す側になる。

・お店でさつきさんほかと知り合う。

・約2年後に退店。そのまま『女装・ニューハーフ プロパガンダ』という伝説のイベントでメイクブースを行う。

と、あっという間にヘアメイクの走りのようなことが始まったわけです。

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(プロパガンダ後期の頃の写真)

自分の場合運もありましたが、それもこれもフットワーク軽く、何でも行ってみる、やってみるようになったからだと思っています。

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