PERで読み解く割安株
こんにちは。本日はPER(株価収益率)について解説したいと思います。
まず、PERについてですが、「株価÷1株あたりの利益」で算出することができます。
例えば、
株価1000円の会社で、1株あたりの利益が100円の会社はPER10倍 ⇦ 割安!
株価10000円の会社で、1株あたりの利益が100円の会社はPER100倍 ⇦ 割高!
要するに利益に対して株価が適正かどうかという指標ですね。下に超有名企業のPERを記載してみるので、確認してみてください。
テスラ PER45倍
マイクロソフト PER43.5倍
アップル PER30.8倍
メタ PER31.5倍
アルファベットA PER25.7倍
トヨタ PER 9.9倍
ただし、注意すべき点として、PERは期待されているか否かでかなり印象が違います。
例えば、PER100倍という割高水準だったとしても、成長産業で株価上昇を見込まれていれば、利益が小さい割に株価だけは高くなるので、PERは高く出ます。
逆に言うと、利益はしっかりと出しているのに、成長性が見込まれていなければ、PERは低く出ることもありますね。
例としては、痩せ薬として有名な
イーライリリー PER107倍
ノボ・ノルディクス PER34.3倍
あたりでしょうか。
肥満症治療薬、いわゆる"痩せ薬"関連銘柄は利益以上に市場が期待して株価先行の状況になっているため、PERが高く出ています。
今年に入ってからEV産業よりも、肥満症治療薬産業...なんて記事も出ていますね。
市場規模の大きさも魅力的であるようです。
逆に、電力会社のPERは本当に低く出る傾向にありますね。利益はしっかりとしていますが、今後市場規模が急拡大する可能性が高くないからです。
個人的にはトヨタ自動車のPERの低さは割安だと思いますね。財務基盤もしっかりしている上に、EVがどうなろうとどちらにも対応できる、日本株好調とも言われていますので、さらにトヨタ自動車の株価が上がるイメージを持っています。
それではここまでお読みいただき、ありがとうございました。