【ゲームレビュー66】「R-TYPE」はフォースにおんぶにだっこ
「R-TYPE」は横スクロールシューティングゲームのなかで、一番好きだったゲームだ。ファミコン、スーファミでは発売されず、このゲームをやるためだけにPCエンジンを買おうかと思ったくらいだ。今回はその魅力について書いていこうと思う。
■ゲームとの出会い
シューティングゲームはあまり得意じゃないので、はじめはうまい人のプレイを後ろで盗み見ていた。「ステージ2のボスってそんなとこに隠れるんだ」なんて思いながら・・
そのうち、勇気を振り絞って50円を投下して、見様見真似でプレイをしたら、そこそこ進むことができてそこからはまっていった感じ。
■ゲーム内容
異次元空間を舞台に、自機「R-9」を操作し、地球の脅威となっているバイド帝国を破壊する事を目的。全8ステージは前途多難。
操作は8方向レバーとボタン2つ。一つはショット用でもう一つはこのゲーム最大の特徴、フォースの着脱をするのに使用。
■臨場感が加速するサウンド
ゲームスタート時とボスに対峙するときのサウンドが秀逸。恐らく、「グラディウス」や「ツインビー」を意識した(当時のシューティングゲームはみんなそんな感じだが)構成だとおもうのだが、元をかなりしのぐクォリティに仕上がっていると私は思う。
■完全無敵のフォース
攻撃にも防御にも不可欠なアイテム、レーザークリスタルをとることで3段階までパワーアップする。スタートしてまずは一刻も早く、フォースを手にいれたい。フォースがない状態は、自機にシールドをはっていない、「テクザー」みたいなものだ。
フォースは着脱することができ、前に発射して分離させるとその位置でショットを撃ってくれるし、前後どちらにも付けることができる。
■フォースとレーザークリスタル
フォースとレーザークリスタルの関係が少しややこしいので、補足したい。たまにひょこっとでてくるキャラ、POWアーマーを撃ち落とすとでてくるアイテムのひとつが、レーザークリスタル。これをとると自機にフォースが出現する。さらにレーザークリスタルとっていくと3段階までフォースがパワーアップしていく。
レーザークリスタルは対空レーザー(赤)・反射レーザー(青)・対地レーザー(黄)の3種類あり、2段階目以降から個々の特色がでてくる。
対空レーザー(赤)
最終的には前面に2連のレーザーが八の字を描きながら発射される。当時、切れ目のないレーザーになんとなく憧れがあり(グラディウスのFC版は対象的)一番使っていた。
反射レーザー(青)
水平方向と斜め上、斜め下の計3方向にレーザーを発射する。地形に接触すると反射する性質があり、水平方向のレーザーは180度、それ以外は90度屈折する。一番ばえるレーザーだが、赤より威力がない。
対地レーザー(黄)
フォースの上下方向それぞれにレーザー(得体のしれないもの)を発射する。地形に接触するとフォース装着方向に向かって地形の表面を這うように進む。上下地面の敵はもれなく攻撃してくれるが、前後の対空の敵は知らんぷり。
■フォースを外すと
パワーアップしたフォースを自機から外すと4方向くらいにショットを撃ちながら一定の場所にとどまったり、敵に体当たりさせたり色々有効活用することができる。ただその時は自機の好守が極端に弱くなるため、調子にのりすぎるとやられてしまう。R-9に明智光秀がせめてくる。
■波動砲
いくらパワーアップしていても、地面に接触したり、やられてしまうとフォースもなく、最弱な状態からリスタートになるためかなりきつい。皇帝ペンギンの赤ちゃんが、群れの中で押しつぶされないように慌てふためいているかんじだ。そんな中、頼りになるのが波動砲。ショットボタン長押しでかめはめ波のように何かがたまり、「はぁー!!」と放つことができる。
■まとめ
こんな感じです。なんだかんだ書きましたが、ゲーセンでしかプレイしたことがないのと、センスがなかったため、クリアはおろか、確か4面くらいしか進めていない。3面の巨大戦艦がむずかしかったなぁ。エンジンみたいな部品が落ちてくるし、画面いっぱいの戦艦が動いてくるし、戦艦後の砲台を破壊するため、フォースをはずして後に付けるのがうまくいかなかったり、いっぱいやられたなぁ。でも、ハラハラドキドキが楽しかったなぁ。
ホントに、フォースにおんぶにだっこだったこのゲーム。ビバ フォース!、そして、ビバ ムッシュムラムラ!