【ゲームレビュー17】「ファンタジーゾーン」とラーメンズ
セガの横スクロールシューティングゲーム「ファンタジーゾーン」。このゲームは今までレビューしたなかでは、圧倒的にプレイ時間が少ない。ただ、現時点では一二を争う好きなシューティングゲームになっている。
■ゲームとの出会い
ゲーセンで上手い人がプレイしているのを後ろから観ていた。プレイしている人がみんな上手いので、自分でやってみる勇気をもてなかった。このゲームに限らず、いつか私がプレイしている後ろに人だかりができたらかっこいいなと思っていたが、そんなことにはならなかった。のちに、友達からファミコン版を借りて短期集中的にやった記憶がある。
■パステルカラーのグラフィック
当時のシューティングゲームは、「ギャラクシアン」「スターフォース」「ハレーズコメット」のように、宇宙を舞台にした暗い色づかいのものが多かった。「ゼビウス」「1942」など大気圏内を舞台にしたゲームもあったが、堅苦しく、ユーモアを感じることが少なかった。そこにでてきた、ファンタジーゾーンは、少し前のきゃりーぱみゅぱみゅ、ぺこ&りゅうちぇるのようなインパクトのある色使いで、全体的にファンタジーな世界観を作りだしていた。
■ツインビーとの比べてみる。
そういえば、「ツインビー」も同じようにコミカルなユーモアあふれるデザインになっている。同じころにゲームセンターで稼働しており、きっとセガとコナミ両社ともに意識しながら、競いあっていたのだと思う。どちらも好きなゲームであり、甲乙は付けがたい。少し方向性は違うが、それぞれ独自の空想的な世界をもっている。色の使い方がファンタジーゾーンの方が好きかな。
■ストーリー
B.G.1422年、惑星間の公式通貨が乱れ、エリダス第9惑星が大恐慌に見舞われた。そして、宇宙協会(スペースギルド)の調査により、何者かがメノン星人を操って外貨を奪い、「ファンタジーゾーン」に巨大要塞を建造していることが判明した。早速オパオパ(主人公)は事態の解決のために「ファンタジーゾーン」へと向かった。
■行ったり来たり
左右どっちへも行ける自由さが新鮮だった。どこに基地が残っているかを確認出来るのも良かった。
■パワーアップはキヨスクで
敵を倒しお金をためて、パワーアップできる武器を売店で買うことができる。バリエーションも多く良い機能であるが、武器の使用時間に制限があり、時間が過ぎると無くなってしまう。またまとめて買ってストックしても、オパオパがやられるとなくなってしまう。全体のバランスとしては絶妙なのかも。
■キャラがかわいい。
キャラがぼやけてなく、どれも個性的である。あとボスが大きくてとても迫力がある。きっと大きく見せるのがうまいんだと思う。
■ボス戦の音楽が最高
音楽が全般的に好みである。その中でもボス戦の音楽がめちゃくちゃ好きだ。ポップなBGMから急に緊張感を煽るボス戦のBGMにかわり、かわいらしいボスキャラの容赦ない攻撃も相まって、素晴らしい演出になっている。
■ラスボスは・・
ラスボスは、オパオパのお父さんのパパオパ。パパオパに寄生しているバボちゃんみたいなやつがすごい勢いで突進してくる。バボちゃんをすべて倒すと、パパオパが正気に戻り、涙を流すエンディング。感動的。
■まとめ
ファンタジーゾーンと言えば、セガエンタープライゼス。セガと聞いて思い浮かぶのは、セガバンダイ。1997年にセガとバンダイが合併に合意したと発表したが、4カ月後に合併解消してしまった。セガバンダイと聞いて思い浮かぶのは、ラーメンズのコントのひとつ、「日本語学校 フランス篇」フランス人で日本語の教師(小林賢太郎)が生徒たちに(片桐仁たち)日本語を教えるコントで、セガバンダイがフレーズのひとつとしてでてくる。ラーメンズと言えば、長らく休止中だったが、2020年11月16日に小林賢太郎が表舞台から引退したことを受け、2020年12月1日正式にコンビ活動を終了することになった。再結成を心待ちにしていたので、非常に残念だった。
遊びにきていただき、ありがとうございます。ネタが続く限り、更新して参ります!また、サポートのお礼のメッセージを3種類考えました。140文字以内なんで、大した内容ではないですが、最近やっているゲームやアプリのことを書きました。