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子育て知恵袋―子どもの安全対策「ただいま」の力

2024/2/20(火):子育て知恵袋
 今日も覗いて下さってありがとうございます。
 今日は子育てについて考えていきましょう。

 今日のテーマは「子どもの安全」について。
 「子どもの安全」というと、多岐に渡りますが…今日着目するのは「悪意のある第三者から身を護る」点について。

 子どもに伝える、身に付けさせることで子ども自身を守る術を考えていきましょう。
 


おうちに「ただいま!」

 子どもたち、学校から帰ってきたときに「ただいま~!」と帰ってきますか?
 この「ただいま」、とっても大切だから、是非考えてみて欲しい。
 
 挨拶として「ただいま」が言えることもとっても大切で、コミュニケーションとして身に付けて欲しいことでもありますが、子ども自身の身を護るという側面からも大切。
 「ただいま」の一言を言えるだけで子どもの命が護られます。
 
 何故?
 …その理由は「ただいま」は誰かに向けてのものだから…
 
 あなたの子どもが自宅に帰る時、留守宅に帰る場合、「誰もいないから」という理由で無言で家に入っていないでしょうか?
 「自分でカギを開けるから」といって持っている鍵を振り回したりしていないでしょうか?

 その子どもの無意識の行為…悪いことを考えている大人の目からすると、恰好のターゲットになってしまいます。「この子の家は留守なんだ」と知らしめてしまうのです。
 だからどうか家で留守番をする子どもにも、玄関を開けて入る時に、「ただいま~」と元気に入ることを伝えてあげてください。それだけで、「家に誰かがいるんだ」と思い込ませ、諦めさせることができるから。
 これ、本当に大切で有効な手段です!
我が子が自宅で一人で留守番をする…という状況の保護者さん!知ってください!

地域を巻き込め!「こんにちは!」大作戦

 過去に起きた誘拐未遂事件で以下のようなものがあります。

 小学生女児が下校時に男に声を掛けられ、「○○に一緒に行ってほしい」と言われた。女児は男に違和感を感じながらも、引かれた手を振りほどいたりすることも怖かったため、手を引かれるままについていくことになった。
 手を引かれている道中、彼女は出会う人たちに大きな声で「こんにちは」
「ただいま」と元気いっぱいに声を掛けていく。
 すると、声を掛けられた大人たちは彼女に対し
「こんにちは」「お父さんと?良いわね」などと返事を返してくれたという。その結果、男は彼女の手を放し逃げていったことで誘拐は未遂におわることとなった。

 以上の事例、どう受けとりますか?この犯人の男は、彼女が地域の人とかかわりをもったことで、「自分も顔を見られた」と思い、彼女を誘拐することを諦めたのだといいます。
 この彼女の行動、とっても有益で賢く、冷静な行動ではないでしょうか?
 そして、この彼女の行動、参考にできるのは単に「緊急の時にこうすれば良い」というものではないように思います。
 例えば、ご近所の人に普段から挨拶をしていれば
「この子は○○さんのところの子」
と認識してくれ、事例の事件のような出来事にあったときに家族ではない誰かと歩いていることに違和感をもってくれるのではないでしょうか?

 昨今の教育現場や子どもを取り巻く常識でいえば、近所の人とも挨拶をすることは危険行為のように扱われている風潮がありますが、子どもの自衛の為に、「知らない人を減らす」ということも大切な措置ではないかと思います。

 私自身、今第一子を妊娠中ですが、我が子が生まれたらご近所さんとの挨拶を通じて知ってもらったり、私の目の届かないところで悪いことをしていたら叱ってもらえるような関係になれたらいいな…なんて夢見ております。

 子どもの安全、是非考えてみてくださること、おススメしたいです。
 学年が一つ大きくなり、生活スタイルも変わるであろうこの時期、きっといいきっかけだと思います。

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