他人と縁を結ぶということ―マッチングの視点
2024/3/27(水):特別養子縁組
今日も覗いて下さってありがとうございます。
水曜日の今日は、特別養子縁組、里親制度について考えていきたいと思います。
私自身の出産予定日が近づき、健診の結果的にももうすぐベビさんが生まれて来そうな予感…
きっと赤ちゃんが生まれると、調べたことをこちらに投稿…ということは難しくなり、できても「育児日記」的なものになってしまうと思うので、この「特別養子縁組」についての記事もひとまずの最後の投稿になってしまうと思います。
ですので、一旦最後の今日の投稿は私が「里親研修」を受ける前に気になっており、担当の方に質問したうえでの返答について書いておこうと思います。
もし里親登録を考えておられる方の役にたつことができたら嬉しいです。
では、今日書きたいことは「マッチング」について!です!
里親登録をした里親と、里子をどう「この夫婦とこの子を結び付けるのか…」ということ。
私は特別養子縁組希望のご夫婦のブログなどを読んで勉強していたのですが、そのご夫婦は登録前の面談でも何度も登録できずに面談のやり直しがされ、登録後もなかなかマッチングの声がかからないままに待っている状態…という現状を嘆いておられました。
このマッチング…民間の縁組事業では、「代表の方に気に入られたらマッチングが優先される」「寄付の金額に応じてマッチングの優遇が変わる」みたいな噂が出るほどベールに包まれながらも養子縁組希望者にとっては大切な問題ではないでしょうか?
正直民間のことは分かりません!が、家庭養護促進協会の方に聞いたポイントについて、私が説明を頂いた内容をお伝えすることはできるかな?と
思い、ここに書いておきますね。
・マッチングは順番ではない!
→まず、マッチングされるには「登録順は関係ない」ということ。登録一ヵ月でマッチングされる夫婦も少なくない。
例えば「実親や里子と見た感じの雰囲気が似ている」なども里子が大きくなってからのことも考えられてマッチングの候補になることがあるそうです。
・子どもの趣味・嗜好が叶えられる環境
→ある程度の年齢になってからの里子とのマッチングになると、子どもの趣味や興味などの個性が出てからの委託となります。その場合のマッチングは、その子の個性を叶えてあげやすい環境があるかどうか…なども見極めの事項に入るようです。例えばサッカーが好きな里子候補に対して、「サッカー経験のある里親候補さん」や「一軒家で近くに公園などの環境がある家庭」など…また、これらの子どもの思いを叶えようとしてくれる養親であると判断してもらえることも大切ではないかと思います。
・養育状態が想像できる養親であること
→上記2つはある程度「相性」に頼っている部分が大きいのではないかと思いますが、この項目は自分たちの努力や伝え方で変わることではないかと思うので、注目です!
それは「この夫婦ならこういう子育て、子どもとのかかわりをもってくれそうだ」というイメージを持ってもらえているかどうか…ということだそうです。つまりマッチングの選定をする家庭センターの方に、自分たちの人となりを見てもらえているかどうか…これは考えてみると至極当たり前のことで、大切な子どもの人生を預ける時に何となくしか分からない人と、「この人達はこんな人」とイメージできる、人となりが見える人、どちらに安心して預けられるか…と考えたら、それは少しでも深く相手を知っている人に預けたくなるものでしょう。
これを分かったうえでマッチング希望の夫婦ができる努力…それはボランティア里親(季節里親・週末里親)などに参加したりすることで、自分たち夫婦を知ってもらうことなのだ…と事前研修で教えてもらいました。また、その際に分からないことや悩んだことを素直に伝え、頼ることもできる人の方が安心して子どもを任せられる…とも。
私達夫婦は、一旦特別養子縁組という制度から距離を置くことを決めましたが、もし今考えている人やマッチングが思うように進まなくて…というかたに、少しでも参考になれば幸いです。
一人でも多くの子どもたちが、明日幸せでいられますように…