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他人と縁を結ぶということ―医療機関との連携

2023/6/21(水):特別養子縁組㉖
 水曜日!今日は特別養子縁組、里親のシステムについて考えて行きましょう!

 



医療機関との連携

 医療機関にかかり連携をもつことは、里親、養子縁組、実親子とも差異はなく子どもの健康な成長の為に共に見守り、専門的な指導や対応をしてくれることが必要不可欠です。それは実の子であれ義理の子であれ、健全な子育てには周囲の助けがなくてはならないものだから。
 そのため、今日の資料は実の子の子育てであっても連携しておくことをおすすめします。

保健センター・保健所との連携

〇子どもの健康や発達についての地域における相談窓口
→保健師による保健指導・子育て指導など情報の伝達や相談がなされます。

〇乳幼児健診や予防接種についての相談
→里親や養子縁組の場合は子どもの居住地が変わることが多いため、予防接種の受診漏れが生じることがないように相談のもとの受診が大切になります。また健診の結果を実親から引き継げる場合は、健診にその結果を伝えられるようにしておくことが必要です。

〇子育て支援事業の情報提供
→児童館、子育てサークル、ファミリーサポートなどで開示された情報に触れたり、実際に子どもの遊ぶ様子を見守りながらプロに育児を相談できる点が、これら子育て支援事業の有難いところだと思います。また同じくらいの年齢の子どもの成長や育児の様子をみたり親同士の情報交換もできるので積極的に参加することがおススメです。


医療機関との連携

〇かかりつけ医での健康相談
→家からすぐに受診できるお医者さんをもつことが大切です。継続的に子どもを見てもらうことで子どもの体調変化などに気付いてもらうことができ、必要であれば専門医につなげてもらうことができます。

〇夜間・休日に受診可能な医療機関の把握
→子ども医療電話相談窓口、救急センター、地域の救急外来を行っている病院の問い合わせ窓口、など各都道府県・市町村によって相談できる窓口が用意されています。またコロナ禍をきっかけに非接触のスマホ受診や民間の訪問診療も増えてきました。情報をまとめておくことがおすすめです。
 委託の際の資料はもちろん、健診の際や地域の子育て支援機関などでも情報が提供されているので、かかりつけ医の診療時間外など緊急の場合にすぐに分かるようにしておきましょう。その際、お母さんだけお父さんだけ…という特定の人しか知らないような状態にしないことも大切。
 母子手帳などとセットで置いておくと、病歴や薬の情報、アレルギーが分かるので良いですね。

最後に

 以上、地域の医療機関についてまとめました。
 これらは最初に書いたように、血縁に関わらず子育てをしていくうえで支えとなってくれるものです。 
 相談することや周囲の力を借りることに、どうかうしろめたさを持つことなく子どもの為に相談できる強さを持ってくださいね。

今日はここまで!
最後まで読んでくださってありがとうございます。


 

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