夫婦の妊活日記―踊る我が子と妊婦健診
2024/3/25(月):夫婦の妊活日記
※この投稿は私たち夫婦の、妊娠、流産、不妊治療の日々を振り返って書いたものです。この投稿を書いている私は、不妊治療の甲斐あって現在妊娠中の身です。
そのような事実が受け止めたくない方は、読むことをお控えくださることをおススメします。
夫のホテル単身赴任が始まって、夫は東京で仕事に奔走、私は妊婦生活…という生活がスタートしました。
夫に我が子の現状を知ってもらうために「トツキトオカ」のアプリを共有し、夫の仲良し君に我が子の胎児ネームを付けてもらって、二人目の妊娠生活は寂しいけれど幸せな妊婦生活がスタートしました。友達くんが付けてくれた我が子の胎児ネームは「ダンシングベイビー」…何だか懐かしい名前が付いた我が子は、離れ離れの両親に見守られる形になったのです。
夫も、アプリの中で「毎日ありがとう」「〇週おめでとう、いつもありがとう」となどとコメントを送ってくれ、初めての妊娠の時よりも「一緒に子どもを待っている」という実感ができる妊婦生活となりました。
少しずつ体調が変化し、どうしようもない眠気と闘っている時や、一人だから、贅沢をしても…と食事を作ることが面倒くさいと感じたり、食材をケチりたいとを罪悪感を感じた時にも、
「夫との赤ちゃんの健康の為だから」
「夫も、仕事だけじゃなくて赤ちゃんのことを気にかけてくれているから」
…そんな風に思うと、ちょっぴり孤独な一人ぼっちの妊婦生活も、前向きに取り組むことができました。
そして妊娠8週目の検診で心拍を確認。
一つの安心材料になったのは事実ですが、私達夫婦にとっては
「初めての妊娠も心拍確認後の流産だった」
という経験があり、大はしゃぎのできない夫への報告になりました。
不安から喜びきれない私からの報告に、夫は
「おっ!良かった、またひとつ安心やな♡」
と反応してくれ、喜ぶべきなのに喜べない私に
「喜んでいいんだ」
と導いてくれた感じでした。
おしゃべり過ぎて血圧測定中にも話しかけてくるような大雑把なお医者さんでしたが、前回の私の質問に対して
「そうそう!論文とかでも改めて調べて来たんだけどね…」
なんて次の検診で丁寧に説明して下さったり、根本で信頼できる…そんな風に思わせてくれるお医者さんでした。
そして10週の検診日。
前回の流産を伝えていたため、健診の回数をこまめに予定してくれた為、何度も細かく健診で診て頂くことができました。
おしゃべり大好きなお医者さんから、
「はい!心拍も今日も元気!ここまできて命を落とす子は1%やから!何にも心配しなくていいよ!絶対大丈夫!何にも心配することない」
そんな風に心強い言葉を頂きました。
一回目の妊娠・・流産は、丁度この頃。
まだまだ不安の方が大きかった私にとって、
「専門家の方の言葉だから、信頼していいはず!しかもちゃんと調べてくれる先生の言葉やし!前のクリニックのお医者さんよりも内診とか痛くないから、きっと前のお医者さんよりもちゃんとしたお医者さんかと思うし…」
なんて、理由付けをして安心しようとしては、まだ気を抜くと不安…と一人の生活だからこそグルグルと頭の中を不安と希望が交錯していました。
夫にも何度も
「喜んでいいんよね?」
なんて確認を繰り返したりして…喜びと不安を共有してこの頃の時期を過ごしていました。
この時のお医者さんの励みになる言葉が、この後呪いの言葉になることは想像できていませんでした。