妊活日記―命がある:味噌汁を薄めるということ
2023/2/20(月):夫婦の妊活日記⑱
先週の日記で、妊娠検査薬の結果「陽性」を確認した私。
夫の帰りが待てずに、ついラインで報告してしまいました。
…以下、ちょっぴりおバカな夫婦の、人生が変わった瞬間のラインのやり取りをご覧ください。
妻:確定申告、無事終了~!!
何とか終わったよ
夫:了解、お疲れ!!
…2時間後…
妻:Tちゃ~ん!!
あかん、我慢できひん!
夫:ん~?どうしたん?
うんち~?
妻:できたっぽい
夫:うんちがぁ~?
妻:赤ちゃん
夫:まじかぁ。
妻:うん
夫:これから頑張らなあかんなぁ
妻:うん、がんばろうね
夫:これからもよろしくね
妻:こちらこそ
…そんな何だか締まりのない、普段のおバカ会話がバレるようなやり取りとなりました。(夫へ…アホな会話、さらしてごめんね…笑)
そんなおバカ会話の後、何だかやっぱり落ち着かないまま、妊娠中の禁止事項や食べてはいけない物を調べクリニックを検索しました。
もともと通信制の高校では「保育」という教科を教え、いわゆる「保健体育」のような妊娠の成立や妊婦の生活について教えていた私にとっては、特にびっくりするような事項はなかったものの、その知識が「妊娠した自分に必要なもの」だということは、何だか同じデータでも全く違った意味を孕んでいるような印象で…一つ一つの文字に意味があるように感じて、大切に大切に情報を受け取る感覚は新鮮で幸せでした。
夫の帰宅時、半分泣きながら夫に抱き着いて改めて報告…
「どうする?Tちゃん、お父さんやって✨」
そんな私の言葉に夫は全く逆でクールな反応でした。(「うんち~」って返していた夫と同じ人と思えないほど冷静に…)
「でも、病院行かな安心でけへんのやろ?」
そんな困ったようななだめるような表情と言葉が返ってきた時、正直
「それはそうやけど、一旦一緒に喜んでほしいな…」
そんな、驚きと寂しさも追っかけてきました。
その日の夕飯はいつもと変わらないけれど、私の分のお味噌汁は汁を減らしてお湯で薄めたものを…先日入院した知人の状態を見て早い段階から気を付けることにしました。薄いお味噌汁はちょっとおいしくなかったけど、それらを我慢することは、夢見ていた日々のスタートとなりました。幸せで何だかくすぐったい「まずさ」のデビューとなりました。
この時の私は、不味いお味噌汁を喜んで食べていることで、元気な我が子に会える為の一歩を歩んでいるような気分になっていました。
そして夕飯の後に夫と病院の話を…土曜診療をしていて「夫婦で受診できる病院」に決定しました。
初受信の様子は、また来週…