6.高千穂への旅
息子が4歳の時、帰省中に高千穂の旅へ。旅の目的は、もちろん高千穂峡と、神々の住む高千穂の地域の神社を訪れること。
その時の写真を息子と共に眺めながら、
この写真は、天岩戸神社にあるご神木。ものすごいパワーを感じて写真におさめていた。
「お母さん、木のこの辺に着物の女の人がいるよ。」
「え?!お母さんには木しか見えないけど、木のどの辺に?」
「枝のこの辺に踊っている白い着物の女の人がいるよ。」
「どんな踊りなの?」というと、踊ってみせてくれた。
「え????!どんな顔なの?」
「羽子板の女の人みたいな顔してるよ。」
「え?!そうなの?」
天岩戸神社は、年に数回、無形文化財になっている天岩戸神楽が16時間かけて行われる場所。起源とされる天鈿女命の舞を現代に伝える祈りの舞だという。
もしかして、その白い着物の女性って、天鈿女命?息子には、神様が視えるってこと?いやいやいや、いくらなんでもね。と思いながらも、
高千穂峡の写真を見せると、「お母さん、ここに水色の着物の人がいる。」と、写真の右側のみどりを指して言う。
「水の神様なんじゃない?」
「え!?視えるの?何で水の神様って思うの?」
「なんでって、水色の着物だしなんとなく。」と平然という息子。
天岩戸神社を訪れたあとに向かった天安河原。奥に進めば進む程、明らかに空気が変わって行った。
この辺までくると、さらに空気が一変。強い神気が漂い、なぜだか長く居てはいけない空気さえ漂っている。参拝を終えると、「お母さん、早く帰ろうよ。」と息子に言われ、足早に戻った記憶がある。
やはり、祈りの場所でみえるのは、「お母さん、ここも白い玉がすごいよ。」
実際にそこに行かなくても、写真を見ただけでもその場所の様子がみえてるの?!と、また息子の能力に驚かされたのである。
Insatagram makana.7
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