可愛くてちょっと不気味。不思議なよるを楽しむ「よるのえ」
こんばんは✨minilikaです。
夕方5時ごろにはすっかり暗くなる季節ですね。
寒さとともに、
夜の静かさもいっそう感じられます。
そんな、静かな夜時間。
不思議な「よる」の世界を、
本で味わってみるのはいかがでしょうか。
今回は、キューライスさんの「よるのえ」
を読んだ感想を綴っていきます。
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よるのえ
キューライス(著)
「スキウサギ」など、4コマ漫画を
中心に連載されているキューライスさん。
どのシリーズも、可愛くてちょっと
スパイスの効いたユーモアさが魅力的🥰
その中でもこの「よるのえ」は、
1枚絵の「よるのえ」シリーズをまとめたもの
100点超のイラスト集
書き下ろしのショートショートを収録
という、盛りだくさんな初イラスト集です。
「よるのえ」が販売された2022年には、
ほぼ日曜日(ほぼ日刊イトイ新聞の運営スペース)
で原画展も開催されていました。
(うす暗い展示スペースの中を、懐中電灯で
絵を照らしながら楽しむというもの。行きたかった!)
※詳しくはこちら
可愛くてちょっと不気味な「よる」の絵
うまく表現できないないのですが、
歩く巨大なクリームソーダ
ショートケーキを前にベンチで話し込むイチゴたち
プリンからカラメルを盗むネコたち
という(言葉にするとますます謎ですね)内容を、
水彩ぽいやわらかな雰囲気で描かれています。
映画のワンシーンを切り取ったような1枚絵に、
「何がおこっているのだろう」と
つい手を止めて想像してしまいました。
解説ではない?ショートショートの魅力
美術館の展示で、絵の下に解説がありますよね。
あのような雰囲気でショートショート
(短編物語)が掲載されているのですが、
驚くことに絵の解説ではないということ。
一見、絵に合うものもあるのですが、
ショートショートは独立した物語なのです。
はじめは混乱したのですが、絵と同じく
映画のワンシーンを切り取った短い文章に、
映像を想像してしまうほどのインパクト。
いくつかはシリーズになっていて、
特に同僚が石になった話は続きが
とても気になりました。
これを書き下ろしでとか凄すぎでは…
まとめ:ちょっと不思議を味わいたい方におすすめ
個人的には、まるで美術館や個展を
見ているような気持ちになったイラスト集でした。
よくわからない、理解できない作品が
苦手であれば合わないかもしれませんが、
ちょっと不思議が好きな方には
ぜひおすすめしたい作品です🥰
最後までご覧いただきありがとうございました✨
(おしまい)