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欠損フェチ、初めて世界中とつながる

「インターネット」なるものに初めて触れたのは大学生の時で、大学の電子計算機室だったと思う。
1996年とか1997年とかそのくらいの頃。

今考えれば、それほど情報が多かったわけでもない。
どのページも、今でいう阿部寛のホームページのようなチャチなテキストサイトばかりだった。

そして、お定まりのようにYahooやODINなどで「義手」「義足」について探すのだが、日本語のホームページだと障害者サポートのページばかりで、お目当てのフェチ心を満たす切断の若い女性なんて見つからない。

仕方が無いので、「amputee」などの単語で海外サイトを探すことにした。

その結果、英語サイトでamputeeの女性の写真サイトが見つかったのだ。
ああ、やっぱり海外にはそれ系のフェチがいるのか。手足の切断・欠損をフェチ的に見る人は世界で自分1人だけではなかったのか。まずはそのことに安心し、喜んだ。

ただしそれは有料サイトで、拙い英語でやり取りしてカード払いでアカウントを得たのだった。
このさい日本人女性じゃなくても構わない、パツキンネーチャンだって構わない。

考えてみれば、よくもまあそのような怪しいサイトにカード払いができたものだと思う。

ただ、そのサイト自体に入り浸っていたという訳ではなく、何回か見た程度で見なくなってしまった。

その時のパスワードは「7583amputee」だったのを覚えている。それで「名古屋さん」と覚えていた。
現存せず、今や金銭の引き落としもないサイトなので公開してもいいだろう。

余談ながら「名古屋さん」といえば名古屋章を思い出すが、自分にとって名古屋章とはスクールウォーズの無理解な校長役か、あるいはひょっこりひょうたん島のドン・ガバチョの声のイメージが強い。

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