辞める勇気
みなさんは何か辞める決断をした事があるだろうか。
ここで言う「辞める決断」というのは部活を辞めたりバイトを辞めたりといった、不安や不透明さが付きまとった決断ということだ。
かくいう私は周りに恵まれたお陰もあり部活、学校も辞めたことがなく、バイトも途中で辞めたことがない。
そんな私は先日初めてとあるバイトを合否発表前に辞退した。
今日はその時のことを少し書きたいと思う。
そのバイトを辞退したのは1次選考通過の報告を受けて2次選考を受けた直後だった。
辞退した理由は色々あるが、ここでは本筋からそれてしまうため省略させて頂く。
私はそのバイトに申し込むのにとある求人サイトを使った。
その求人サイトは最低限の個人情報を入力し、応募ボタンを押し、先方からの連絡を待つ。
多くの人が使ったことのある当たり前のシステムであった。
ではこの申し込みボタンを押す前にみなさんはどれだけ悩むだろうか。
ほとんどの場合、申し込む前から自分の希望とあっているため申し込むのであって、申し込みの画面で送信ボタンを押そうか押すまいか悩む人は少ないのではないだろうか。
かくいう私も申し込み時は自分の希望とあっていたためにそのバイトに応募する「決断」をすぐにした。
だがどうだろう。
同じ決断でも辞める時の「決断」はかなり悩むのではないだろうか。
実際私はかなり悩んだ。
自分が少し我慢すれば済むような問題かもしれない。
ここで辞退してしまったらまたバイトを探さなければならない。
色々なことが頭を駆け巡った。
だがそんな時ある言葉が頭の中に出てきた。
「成果に結びつかない行動はすぐに辞めるべきである。その分の時間とエネルギーを次の行動に使いなさい。」
私にはこのバイトが成果に結びつくかどうかはわからない。
ただ少なくとも言えるのは時間は有限であり、世の中にたくさんあるバイトのうちの1つのことを考えるのに、何日も使っていられるほどの余裕は我々にはないのである。
私は「辞める決断」をした。
その後Facebookに決断したことを忘れないようにと今回のバイトの話を書いた。
すると2日後、昔お世話になった方からアルバイトをしないかというお話を頂いた。
結果論ではあるが、この時辞める決断をしていなければこういった繋がりも持てなかっただろうし、モヤモヤした気持ちでずっとアルバイトをしていたかもしれない。
始めるのは誰でも簡単だが、辞める時こそ強い精神力が要求される。
それは何もバイトに限った話ではない。
自分の趣味や癖、日々のルーティンなどなど1度始めたものをもうこれから2度としない!という決断をするのはとても苦しい。
ただそれが自分にとって本当にプラスなことなのか。
ただ惰性で続けてるだけではないのか。
今一度考えてみてほしい。
いまやっていることは本当に意味のあることなのかどうかを。
(上記の言葉はエリック・バーカー著 『 残酷すぎる成功法則』に、出てきていますので気になる方は読んでみてください。なお、この文は自分なりの解釈をした上で書いているので原文の通りでは無いことを予めご了承ください。)