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官公庁のペーパーレス化はなぜ進まないのか。

このnoteでは日々思ったことをつらつら書いていこうと思う。
役割としては、Twitterはnoteに書くほどでもない思いつき、ブログはガッツリ深掘りしたい内容で進めていこうかなと。

さて今回はバイトをしてる時に思ったペーパーレス化について。

世間ではペーパーレス化推進!ペーパーレスな世の中へ!と騒がれており、実際個人単位で見てもKindleが流行ったり、会社単位(主にベンチャー)でも紙をあまり使わない会社がよく見られるようになった。

だが官公庁、身近なところで言えば市役所や税務署ではどうだろうか。
確かにオンラインでの申請や更新が出来るようになってきたが、進み方は一般社会(ここではお役所以外のこと)より緩やかなのではないだろうか。
いまだに窓口には雑多に様々な冊子が置かれ、中には日に焼けて色が変わってるものだってある。
私はあまりああいう所の書類を持っていってる人を見たことがない。
1日に4-5人でも持っていけばいい方だろう。


いままでは紙→データへシステムを変更するのが大変なのだろうと思っていた。
(いまだにデータを手入力する問題はさておき。)

システムの変更は大変であることに違いない。
数十年来決まってたものをガラリとやめるのだから。
我々人間というのは少しの変化すらも嫌うことだってある。
ただ、これはあくまでも"働く側"の意見である。

ここ最近複数方向から物事を見るように心がけている。
するとどうだろう。
この問題にも"働く側"以外の勢力が見えてこないだろうか。

そう"国民"である。
大袈裟に言ったが、要は利用者ということだ。
市役所や税務署に足繁く通う人というのが世の中にはいる。
もちろん用事がある場合がほとんどだが、少し気になることや相談があるだけでも行くのである。
言い換えれば、「自分で調べればわかることだとしても行くのである」。


いま我々の手元にはスマートフォンがあり、家に帰ればパソコンがある。
それらを使いこなせる人からすれば紙の申請書や申込書はいらない。
世の中そういう人たちばかりなら役所内でもペーパーレス化は容易に進むだろう。

だが役所に行く人を見てみて欲しい。
若者が多いだろうか。
言い方は良くないかもしれないが、そういった機械に少し疎いご年配の方が多く行かれるように思う。

役所でペーパーレスが進まない大きな理由はここにあるのかもしれない。
ペーパーレスにしてしまうと使い方がわからない人への対応に時間を割かれ、通常業務が更に滞りかねないのだ。
苦情も増えるだろう。

そう考えると役所のペーパーレス化はあと10年は大きく進むことは無いのではないだろうか。

ではまた。

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