思考訓練の場としてのキャリビジ2
前回に引き続き7/1に行われた「第2回キャリキャンビジネススクール presented byかっこいい大人たち」のアウトプットnoteです。
前回は思考法の導入部分までお話ししました。
読んでいない方はこちらから。
今回はその中身について。
まずは皆さんが一度は聞いたことあるロジカルシンキングについて。
言葉ではわかっていてもなかなか実行できないのがこの考え方ですよね。
まず簡単な説明から、
ロジカルシンキングとは原因や結果、データといった事実に基づいて結論を出します。その際、論理の展開に無理があったらどこかで必要な事実が欠落している状態なので、仮に結論が出せても正解の結論とは言えないのがこの考え方の特徴です。
次にロジカルシンキングをする上で欠かせない3つの要素についてお伝えします。
① ターゲットの特定
とある問題が与えられたときに、まずはターゲットを確実に抑えます。
ターゲットは与えられた問題そのものであることもありますが、明確に示されていないこともあります。よってターゲットの特定は慎重に確実に行わなければなりません。
また議論が進んでいってもターゲットが変わることはないので最後までターゲットを押さえ続けることが重要です。
② フレームワークで考える
まずロジカルシンキングをする場合は大きな枠から考えることが重要です。
抽象→具体のようにまずはターゲットに一番近いけれど詳細とまでは言えない選択肢を考えましょう。
そこから徐々に枠を小さくしていき最終的な結果に進路を向けていくのが最もオーソドックスなロジカルシンキングのやり方です。
また各段階で選択肢のレベル感を合わせるというのも大事です。
ロジックツリーを考えてみてください。
ロジックツリーでは基本的に各階層のレベルをほぼ同じようなものにします。
以下の図を見てみてください。
(cited from: https://ferret-plus.com/words/4874)
このように規則正しく洩れなく選択肢を埋めていくのがロジックツリー及びロジカルシンキングのやり方です。
③ 軸の数をたくさん持つ
これは抽象から具体へ持っていく過程で選択肢を取りこぼさないために重要です。
軸を複数持つこと=多角的に物事をとらえるということです。
この軸は日々の生活の中で身に付けていくしかありません。一朝一夕で手に入るスキルではありませんが様々なものに触れ、学習する中で身に付きます。
こういった大事な要素やフレームワークを適切に使わなければ妥当な解決策にはたどり着けません。
ただロジカルシンキングの良いところとして過去の経験に頼る必要はないです。
どんなバックグラウンドであってもロジカルシンキングの考え方を早く会得すればするほど武器として扱うことができます。
次にあまり馴染みのないラテラルシンキングについて。
ラテラルシンキングとは日本語では水平思考と呼ばれるものです。
ラテラルシンキングもロジカルシンキングと同様いくつかの欠かせない要素がありますが、比較的自由度の高い思考法です。
① 抽象化して具体化する
これはロジカルシンキングの時にもありましたが本当に欠かせません。
ここでは対象を特定し抽象化して具体化をします。
抽象化はなかなか難しいですが、ここで堂前さんは「〇〇するもの」という抽象化から始めれば難しくて抽象化できないということが起こりにくいとおっしゃっていました。
例えば「包丁」を考えてみてください。
包丁は「切るもの」ですよね。
人によっては「人を傷つけるもの」と答える人もいるかもしれません。
このように人によってそれをどう捉えるかは変わります。
ここから始めると抵抗感なくすんなりできますね。
② 具体化したものから本質を見抜く
そして具体化して終わりではなく、そこで本質を見抜かなければなりません。
本質は様々な要因で変化しますが自由度が高い思考法ですのでどれか1つに絞る必要はありません。
出てきた本質全てがそのものの「本質」なのです。
さてこの2つを見て何か気づくことはありませんか?
そうです。
前田裕二著『メモの魔力』で同じ内容が述べられているのです。
これからわかることはこの考え方は様々なものに応用が利くということです。
ここまで聞いて身に付けない理由はありませんよね。
さらに以下の要素も欠かせません。
③ ずる賢く考える
相手の考えを逆手にとって考えることも極めて重要です。
いわゆる「逆手に取る」ということですね。
特にビジネスの場面役立つのではないでしょうか。
④ 異質なものを組み合わせる
これも成功の秘訣はなんですかと聞かれたときにこう答える人が多いです。
身近な例で行くとごはんにマヨネーズをかける人っていますよね。
あれも普通はありえない!って組み合わせだと思いますが一部の人にはとてもウケています笑
このように一見関わることがないものでも混ぜることで思わぬ相乗効果を生み出すこともあります。
⑤ ゴールから逆算
これは多くの人がやったことがあるのではないでしょうか。
大学受験にはまさしくこの要素が欠かせませんよね。
理想と現実のギャップを比べて足りない要素を考える。
その足りない要素こそ、問題を解決する雨に欠かせないプロセスなのです。
いかがだったでしょうか。
わかりにくいロジカルシンキングとラテラルシンキングについて少しはわかっていただけたのではないでしょうか。
次回はこれらを無意識のうちに融合していた話をしたいと思います!
ではまた。
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