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我が家の歴史6~家宝の仏様と仏壇の話~
いらっしゃいませ
いつも読んでいただきありがとうございます。
今回はタイトル画像にある我が家の仏様と、仏壇が出来るまでの話をさせていただきます。
この仏様は阿弥陀如来です。お顔がとても綺麗です。
印は見えにくいけど、上品(じょうぼん)の印を組んでおられます。
なぜ、こんなに立派な仏様がうちにあるのかその由緒はわかりません。
物心ついた頃から当たり前のように我が家にあったので、その凄さがわからないで過ごしていました。
あるお坊様が、この仏様をうちの寺に欲しいと言われたけど、さすがにお断りしたと聞きました。
そうよね。お寺の本尊にしてもいい大きさの仏様よね。と、その時初めて認識しました。
長い間、仏様には仏壇がありませんでした。
祖母が会社勤めをしている時に、やっと仏壇の注文が出来るようになりました。
特注の、総ひのきの仏壇を注文しました。
ある日、祖母の夢に花びらが舞って、仏様がにこにこ笑って踊っている夢を見たそうです。
あまりに不思議だったので、曾祖母にこんな夢を見たよ、と話をしたところ
「それは仏壇が出来るんじゃない?」と言われ、そうかな、と思いながら出勤しました。
すると会社に仏壇屋さんから「仏壇が出来たのでお持ちします」と電話がかかって、「言われた事は本当だった!」とびっくりしたそうです。
晴れて仏様に入って頂く座が出来ました。仏壇屋さんも仏様に惚れ込んで精魂込めて製作されたのでした。
しかも総ひのきという材質だったので、仏壇屋さんは製作した後の木くずで毎日お風呂を炊いてひのきの香りのするお風呂に入れて極楽です。と喜ばれたとか。
そしてその後、仏壇屋さんはなぜか注文が増えて繁盛して、うちの仏壇を作った仏様のご利益だと感謝されたのだそうです。
なんというエピソードでしょう。
真心が真心を呼んで幸せな循環が起きる。
聞いているだけで心暖まりました。
ちなみに写真にある仏様の前にある二つの小さな仏像は、左は祖母がずっと大切に持っていた水晶の白衣観音様。
右は私が友人に頼んで浅草の浅草寺で買ってもらった聖観音様です。
今回はここまで。
次回は外伝として、親戚のエピソードをお話致します。
お楽しみに♡