空調機用の蒸気コイル破損
本日の夕方、空調機のレヒーターの蒸気コイルより蒸気が漏れて、機械室が水浸しになった。ちょうど同じようなタイミングで他の建物の空調用蒸気コイルからも蒸気もれが発生したため、原因を考えてみたところ、何れも蒸気ドレンのラインが立ち上がっていたり細くなっていたりしてドレンの抜けが悪い場所であり、滞留したドレンがコイルを腐食したためであると考えられる。また、蒸気コイルで加温する気体が、冬場で冷た過ぎて発生するドレン量が設計値よりも多かったことも原因であると考えている。
対策としては、蒸気ドレンラインの立ち上がりを無くしたり、配管径を大きくしたりしてドレンの排出を促すことが必要であると考えるが、導入時にコイルの材質をSUSに設計しておく、また、そもそも蒸気コイルではなく電気コイルを採用するなど、設計時に対策を取っておくことが重要であると考えます。