顎変形症手術レポ

こんにちは、makiです。
約2年半続けてきた歯列矯正ですが、いよいよ顎変形症の手術を行ったのでその内容をまとめています!
これ書いているのが、退院前日なので鮮度は高いはず・・・!
そして後半に行くにつれて、テンションがだんだんおかしくなっていますので、ご了承の上お読みください。

あくまでも私の場合のレポなので、一個人の報告としてお読みください。
また、入院していた病院ではこの流れが一般的なので、読む人によっては病院が特定できるかもしれませんが、そこはそっとしておいしてください。

私の症状と術式

前回の記事でも軽くお伝えましたが、私の場合は

上下顎骨形成手術(上顎骨LeFort I型骨切り術、下顎骨矢状分割骨切り術)

オトガイ形成術

です。症状としては、
 うわあご:前に出ていてガミースマイル有り
 したあご:小さくてかなり後ろ。あごなし状態
こんな感じ。
口唇口蓋裂もって生まれると大抵は受け口さんになることがほとんどらしいですが、私は正反対なようです。
下顎がかなり後ろにあることで、喉の太さが一般的な値の半分程度のため睡眠時無呼吸症候群を発症すると、夜中にぽっくり行く可能性が結構高いとのこと。
下顎まわりを中心に手術して、呼吸を確保する目的で手術に踏み切りました。

術前検査&自己血貯血〜手術前日

術前検査

顎や歯の状態を確認するCT関連の検査はもちろんあったのですが、加えて全身麻酔を用いるので、肺機能の検査もありました。
肺機能検査の時の看護師さんが、「もっといけるよー!いけるいけるいけるいける!!!」ってジムのトレーナーさんみたいで面白かった笑

自己血貯血

最近の手術の傾向なのか、自己血で輸血は対応するとのことで、2週に渡って自己血とってきました。
400mL×2回=800mLの予定だったのですが、私の腕は血管が見えづらい&細いらしく、1回目の自己血では3度刺してようやく血管IN。
献血と同じで太い針を使うので細い血管は使えないし、
唯一使えそうな血管は事前の血液検査で使ってしまってるので使えない、
ようやく入っても針の角度がちょっと変わると血液取れなくなるから、
お医者さんが針をずっと支えてくれていました。。。
それでも針がどんどん外に押し戻されて、取れたのは283mL。
「足りない、、、どうしよう」ってちょっとお医者さんへこんでたな、、、個人的にはトライしてくれたお医者さん①、手を握って安心させてくれるお医者さん②、どこが取りやすいか考えてくれる&サポートの看護師さん、何度刺されても耐える私のOneTeamで取った価値ある283mLだと思っています。

2回目は1回目での経験を活かして、最有力候補の血液は自己血まで温存。
その代わり事前採血は2回ブスッと痛みに耐えました。手の甲ってなんであんなに痛いんだろう。
そして大本命の自己血ではなんとストレートで血管IN!
時間はかかったものの、400ml取り切りました〜!
その後のブドウ糖点滴で5回ブスッといきましたが、よかったよかった。
(看護師さん、自信なくさせちゃってごめんなさい)

いずれも自己血取った後は2日間くらいダウンしてます。
血圧はドーンって下がった(上が90切ってたな)から、頭フラフラでした。

入院日〜手術前日

入院当日まで仕事の引き継ぎの資料を相変わらず作っていました。
そらまめくん曰く「イベントあるといつもギリギリまで仕事している」と。
もちっとサクサク仕事進められるようにせねば・・・
でも入院の準備は概ね済ませていたので、最後中身の確認と追加のものを用意して出発。
手術の説明と同意書にサインをして、入院生活STARTです。
直前に見ていたTwitterの影響で、そらまめくんちょっとおセンチになってました笑
手術前日24時まで食べれたので、ストーリーでも挙げたように、コンビニでお菓子とジュースを買い込んでギリギリまでむしゃむしゃしていました笑
おかげで手術前の体重は自己ベストを更新です・・・!

手術当日

いよいよここから本編です・・・!(前置き長子さんごめんなさい)

朝8:30からは飲み物NGに耐え、12時ごろ手術室へ向かいました。
そらまめくんが家族として来てくれていたのですが、さすがにやっぱ怖いので直前まで手を握ってくれていました。
手術室着いたら、「はい、これつけてー」「脱いでー」「はい寝てー」「ふわふわするよー」と言われるがまましていたら、意識飛びました。麻酔すげぇ。

「makiさーん、手術終わったよー」とお医者さんに言われた声は覚えていますが、術後にいろいろされた時に痛くて泣いたのか、めやにで目が開かず。顎間固定されていてしゃべれない&目開かないので、そらまめくんと後から駆けつけてくれた父親には心の中でお礼も言って意識を手放してました。

手術翌日

翌朝まではぐっすり眠れるんだろうなぁと思っていたんですが、がっつり咳き込むことが多くて、苦しい夜を過ごしました・・・。
咳き込むと痰が詰まって呼吸しづらくなるので、ナースコールで毎度看護師さんに吸引してもらっていました。

ちなみに麻酔の管が繋がって無意識に触れると危険なので、手足はベッド柵につながれて身体拘束状態。
それもあって、咳き込んだ時は本当に苦しかった・・・・

朝一番にお医者様がゾロゾロ来て「makiさーん、目開けてー」と言われるものの、相変わらず目やにで開かない。
「目開けてねー」って何回も言われるものの、開かないんだっつーの!!!って思ってたな。

ようやく目が開かないことが伝わると、目やにをとってくれて、おはようございます。わぁ、白い天井。
「今から麻酔の管抜くから目開けといてねー」と言われ、え、怖いんだけどと思いながらとりあえず開眼頑張ってみる。
あれやこれや準備されたあと、「麻酔の管を抜くよー、いくねー」でずずずずずずー。
(ワタシ、コキュウデキナイ、クルシイ)
お医者様「鼻からも口からも呼吸できるからねー、落ち着いて深呼吸〜」
(ホント?鼻で呼吸しても苦しくない?)って半信半疑で呼吸してみたら、おぉ、空気気持ちいい。

で、放心。
はぁ、苦しかった。痛かったぁ。って思いながらどういう状況かを理解するところから始まりました。
左の手首に針で刺した後があるぞ、でも点滴は手の甲だな、失敗された?とか思ってたら
お医者様「午後には診察あるから、そこには歩いて行ってねー」
(説明は受けてたけど、ほんとなんだ・・・なかなか鬼畜だな。)
と思ってました。

看護師さんにやってもらった吸引も自分で開始。
鼻から入れて喉の痰吸うの、ちょっと苦しい。
とはいえ、この吸引のチューブが私のお守りとなりましたさ。

そして今度は水分摂取とうがいの説明。
吸い飲み/らく飲みで行うのですが、まぁ腫れていてうまく咥えられず、水が口の中に入っていかない・・・
看護師さん「今日どのくらい飲めた?」「水分頑張ってみてね」と言われるが、私だって喉カラカラだし飲みたいよ!!!!って思ってましたね。

おしっこの管も午後には外されましたが、こっちはめっちゃ痛いと思っていたら・・・案外。麻酔のがめっちゃ痛かった。

夜は術後同様咳き込んで10分に1回起きて吸引してました。
翌朝は朝なのにげっそり疲れてましたね。きっとみんな同じ。

術後2〜4日目

術後2日目、ほとんど寝れていない状況で前日と同じ状況が続きます。
鼻から胃に直接通しているチューブによる経管栄養が本格的に始まったんですが、それがまぁ辛くて。
ちょこちょこ気持ち悪くなる人もいるらしいですが、私もそこに該当したようです。
午後にはチューブを通している鼻の付近から栄養剤が飛び出るアクシデントが。
夕方にお部屋で追加のCTを撮ってもらい、胃まで無事に通っていることが確認できたので経管栄養は翌日から再開。

3日目には個室から大部屋へ移動。
まだ夜まとまって寝れないから、同室の人に迷惑かけないか不安
術後は個室にしておけばよかったなーとここだけちょい後悔です。

4日目は口の中の出血を排出していた血抜きドレーンが抜けました。
多少の痛みはあったものの、割とサクッといけました。
顔の腫れについては、4日目まで顔の中心に向けてどんどん腫れていって、今度は腫れで目が開かなくなるかと思いました。
この辺りから吸い飲みでの水分摂取がようやくできるようになってきたかな。

ちなみに夜の寝れなさは健在。
まずは3時間連続で寝れるといいな、ってところから始まりましたが、この期間で達成されることはなかったです。
1時間で長い方。2時間寝たと思って時計見たら1時間しか経ってなかった時の驚愕具合よ。

お顔の方はというと、包帯が頭までぐるぐるに巻かれて、顔はパンパンに腫れていて、顎が固定されていたので、なんとなく反応が可愛くなっていってた気がします←
ゆるキャラグランプリぶちゃかわ部門だったらノミネートできてたんじゃないかな(真剣)
痛みは、痛み止め飲めばまぁがんばれる程度の痛みです。

術後5〜6日目

術後5日目、いよいよ包帯ぐるぐるさんが解き放たれました。
ジョキジョキと鳴るハサミの音があんなにも胸打たれるのは、きっと後にも先にもこの時だけでしょう。
そして同時に解放される目の周りの腫れ。
包帯の姿ではそのネットがメロンみたいと会社の先輩に言われましたが、しっかり実が詰まったパンパンなメロンからおかめ納豆に大変身です。
可愛さだけで言ったら、包帯ぐるぐるメロンの方が可愛かったかもだな。
あと鼻かみ禁止令出たので、赤ちゃん用の鼻水吸引機(電動)を夜の寝れない時間でポチりました。

術後6日目、とうとう経管栄養が摂取できなくなってしまいました。
胃に落とせば吐き戻してしまう、どんなにゆっくりしても逆流性食道炎のように全部出ちゃう。
タイミングが悪く診察にもいけないほどゲーゲー吐いてて、心配した先生たちが病室に来てくれました。
2日目のレントゲン見てくれた先生なんですが、
「吐き戻せているからいいけど、これが窒息につながったら元も子もないから、気持ち悪いんだったら無理せず止めてね。頑張るところはそこじゃなくて、呼吸をきちんと行うことだからね。」
って。
診察完了になるのかわからなかったので、その後遅れて診察行った時も
「心配になってさっき行っちゃったのでよかったのに!しんどいのに来てくれてありがとね!!!」
って。
泣くわ。病室帰って泣いたわ。今これ書いててまた泣いてるわ。
ということで、最終日にて経管栄養DROPの判断で、点滴に切り替わりました(ちなみに点滴は2回目にして血管IN)。

術後7〜8日目

術後7日目、夜中に2回しか起きなかったことに感動して目覚める。
そしてとうとう、最後の管たちとさよならです。

心電図と酸素飽和度計測器の子たち、煩わしくなかったと言ったら嘘になるけど、私の状態を常に見守ってくれていてありがとう。

左鼻の吸引補助用チューブくん、君にはいつも吸引の時に助けられたよ。
最後の方は嫌気がさしていたのか君の方からピヨンと落ちてきたね。
いくらシリコンでできていると言っても喉元に当たるのはやっぱ痛かったよ。

右鼻の経管栄養チューブくん、君とは最後までわかりあえなかったね。。。
でも君は与えられた役目をただ忠実に果たしていただけなことを私は知っているよ。
ガーゼと一緒に詰めれられていた時には驚いたし、本体のチューブもガーゼも外す時は痛かったなぁ。

そしてこんにちは流動食!
お茶以外で味がするものって、こんなにも幸せなのねと実感しました。
そして、喉の痛みが強かったんですが、流動食食べた後は改善されました。
重湯による保護って素晴らしい。
ちなみに重湯はいける口とそうじゃない口に分かれるらしいんですが、私はwith塩であれば全然いける!
事前調査で塩って教えてくれた人たちまじで感謝(ちなみに他の出汁やスープのもとなどは一切使ってないです)。

術後9日目はレントゲンと診察して終わり!
先生たちになんやかんや言われた件は Twitterに殴り書いてすっきりさせたので、ここでは割愛します。

退院日

明日!
そらまめくん、サポートありがとう!
これからもよろしく!

最後に

以上で、レポ終わりです!
ほとんど殴り書きです、そして珍しくほぼリアルタイム(鮮度、大事よね)。

まだ顎間の固定外れてないし、矯正終了なわけじゃないけど、これで人生のNext Stepへ進めます。

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