FANATEC Podium DD1を搭載したiRacing用コクピットの調整をした話。
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なぜ調整をしようと思ったのか
最近、駆動部を↑このFANATECのCSW V2.5という製品から↓FANATECのPodium DD1という製品に買い替えたところ、そのフォースフィードバック(FFB)が大変強く、手首の痛さが続いていました。
よくよく検証してみると、ステアリングと身体の距離が近すぎるため、急なコーナーを曲がりステアリングを90度以上傾ける時、ステアリングの下側に来た手首に負担がかかっていることがわかりました。(例えば↓こういう角度の時、右手が辛い。)
CSW V2.5より、DD1の方が軸が長いのにもかかわらず、CSW V2.5からDD1に交換した時に、ポン付けして、そのご身体との距離を調整せずにそのまま使っていたためです。最大20Nmというかなり高いトルクを発生するモーターのため、合わない姿勢で遊んでいると、身体に良くないですね。
自動車のタイヤのボルトの適正トルクが大体100Nmです。セッティングにもよりますが、その5分の1の力が瞬時的に両腕にかかることになります。
またブレーキ時に、身体をシートに押し付けた時、シートの下のフレームの結合方法が弱く、ブレーキング時にシートのに力が加わった時に、シート前方がわずかに上側に浮くという悩みを感じていました。
原因は、L字ブラケット使用方法です。
これはシートの下を後ろから撮った写真ですが、横に伸びる4040のフレームと4080のフレームをこのブラケット1つのみで止めています。このブラケットは突起があるものの上下方向に遊びがあるため、身体がシートに押し付けられると、シート前方のブラケットが少し上側に浮いてしまうのです。対策するのがめんどくさくて放っておきましたが、ついでに解決します。
Before
作業風景
一度シートを取り外しました。
こんな感じ。
問題のシートの下ですが、例のブラケットを接合面が上を向くように変更。
4040を横に這わせました。
最近VRを被ってフォーミュラをやると、バーチャルなドライバーの足の位置と、自分の足の位置が違うことに違和感を覚えるため、少し低くしてみました。結果として4cmだけ座面が下がりました。
元々土台として使っていた4080と金具が余りました。
完成。
適度に身体とステアリングと距離がとれたのと、気になっていた軋みがなくなりました。
ちなみに上の写真で装着されているのはこのセット。
元々の設計はこちら↓
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