『Oda petit marche』:誰がためにマルシェやる?その1
12月13日(日)10:00~16:00、JR小田栄駅徒歩1分の小田三丁目防災空地で『Oda petit marche』を開催します!
「ゆっくりコーヒーを飲むのも良し、お友達と美味しいお酒を楽しむのも良し、いつも慣れ親しんだ小田のまちでいつもと違う空気を吸いに来ませんか?」というコンセプトですが、小田に来たことが無い方もぜひ遊びに来てくださいね^^
FBページでも情報を更新していきますので、ぜひご覧ください!
さてnoteではイベントの宣伝だけでなく、「なぜこのマルシェをやろうと考えたのか」という部分を書いていきたいと思います。
会場は「防災空地」!?
今回の会場は、まちの中に突然現れる「防災空地」です。これは一体なんでしょうか?川崎市の説明を引用しますね。
防災空地は、火災延焼の抑制や避難空間の確保を主な目的としています。平常時はコミュニティの場として利用することができます。
小田というまちは密集市街地であり、防災上の課題があるまちでもあります。そこで市が土地所有者から更地を借り受け、その上で管理を地域にお願いし開放することで、固定資産税を免除するという仕組みになっているのが防災空地です。
なので、平時は地域コミュニティのために使わなもったいない!ということですね。今回のマルシェは地元町内会のみなさまにご協力いただきながら企画を進めています。
下の写真が会場となる防災空地です。
小田というまちの変化に合わせたマルシェを
このまちは川崎でも最南端、工場地帯に隣接した立地です。昔は周囲も工場や作業場に囲まれていたようですが、工業の衰退とともに工場は撤退していき、跡地にファミリー向けマンションなどが再開発されています。
下記地図にピンを立てたのが防災空地の場所です。そして約5,000戸以上のファミリー向けマンションが小田のまち囲んでいるのです。
小田の中心部分は昔ながらの昭和レトロな街並みであり、味わい深い飲み屋なども多くそれはそれでとても魅力的です。ですが、子どもを連れたファミリーが楽しめるかというと、やっぱりどうしても難しい。そのため、新しい住民であるファミリーは職場・大型スーパー・マンションを往復して生活し、ちょっと楽しみたいときは別のまちまで出かけるという状況が見られます。
でも、最近はコロナ禍もあって身近な地域があらためて注目されていますよね。もしも遠くのまちより身近な場所にファミリーが楽しめるコンテンツがあったら、きっとニーズがあるのではないでしょうか?
もしかしてこのまちはブルーオーシャンなのでは・・・!?このマルシェでは、そんな仮説を確かめることを一つの目的にしています。
※次回は地域内経済循環や地域コミュニティの観点をお話したいと思います。
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