七夕の季節
誕生日が過ぎるとすぐにやってくるこの七夕という季節。魂を売り渡して社会人になって以降個人的には仕事のイメージが強すぎてあまり良い想い出はない。社会人3年目くらいまでは七夕と11月の年二回の東京出張が苦痛でならなかった。
そういうわけで毎年七夕の時期は東京にいるのだが今回私は東京出張選抜メンバーから漏れたので居残り組として留守を預かっている。勿論事故の影響なのだがチケットをとる時期だった3月4月は本当に辛くて飛行機移動に耐えられるか疑問だったのだ。今回大した目玉もないし大事をとって休養をとるのも悪いことではなかった。
ただ東京出張のたびに会っている中高の同級生と会えないのは残念だし、美味い飯が食えないのも心残りである。
出張でお決まりのランチ
例年だと東京出張で神保町に行くときは決まって親父の修行していたお店に顔を出し挨拶する。そしてそこの社長とランチに行くのがいつものパターンだ。社長はもう高齢なので第一線は退き主な業務は今息子さんがやっている。息子さんはとても忙しそうだし専門の分野も違うので余り話す機会はない。
社長は足が悪いので歩く速度がとてもゆっくりだ。負担はかけられないし近場でランチをごちそうになる。それは中華だったり、和食だったり、寿司だったり、肉だったり色々だが神保町界隈のお店を色々回るのは楽しい(古本屋の街だが飲食店が結構多い)。
東京人の印象
社長は生まれも育ちも生粋の東京人で温和で気さくな方だ。いつも気にかけて貰えるし業界の昔話(親父の修業時代等)も聞かせて貰える。
正直私は東京人(出身が東京かはわからないが)にあまり良い印象はない。高校時代に初めて来たときはろくな目に遭わなかったし、東京は人口が多すぎて気持ち悪い街だと思っていた。
うちの業界でもスマートで洗練されてはいるが冷たいし地方民を馬鹿にしている節がある業者も少なくない。あとは裏表があるというか本音を口にしないので一概に信用できない(これは京都人もそうだが)。腹に一物を持たない北九州人とは相容れないモノがあるのかもしれない。
年に二回の飲み会
さあ憂鬱な時間の始まりだ。ここからは地獄の釜の蓋が開いた空間だ。まっとうな人間が足を踏み入れてはいけない場所なのだ。今回は回避できてなによりだ。
基本的によそから来る業者はお客様なので夕方から暇である。よって5~6時からいつもの店で乾杯をやっていることも多い。話の内容は仕事関係が多いかと思いきや大体が下ネタで参る。下ネタにもいくつか種類があるがゲスイ系の下ネタが多すぎて大体同意し辛くて困る。
私はあなた方の経験人数や買春した人数、奥さんとの営みの回数には全く興味がないし生々しい実況も求めていない。女性が少ない業界だがたまに誰それの奥さんとか娘さん、若い女性店員などが一緒にやってくることもある。そういった人達をネタにするというか、まあオブラートに包むと一晩を共にしたいとか欲望丸出しの発言が多いし、大体私に同意を求めてこられるので困る。年齢が一番下で絡まれやすいポジションはやはり疲れるものだ。一応女性もいる飲み会なのだがセクハラ発言とセクハラタッチを強要するのは辞めてくれ。
これが延々と日付が変わるまで続くし、翌日も早いので帰りたくてしょうがない。別の日に友人達との飲み会に行くとあまりに清々しい飲み会で感動したものだ。年二回だから我慢できるがこんなのが毎週確定イベントで起こるようなサラリーマンにはなれなかったし、その意味ではサラリーマンになる夢を完璧に潰してくれた母校とその教師には感謝している。
背広にネクタイするとじんましんが出るし、満員電車には乗りたくないし、反りが合わない上司と飲み会まで一緒だと禿げるか、上司を刺して俺も死ぬ。
それにしても関東人と関西人の下ネタはエグいのでついていけない。
おわり
なんだか愚痴になってしまって申し訳ないが東京人はキャラの濃いい人が多い印象だ。一緒に飲む人がいわゆる業界のトップ層の人達でもあるし、私生活がぶっとんでいる。人が多いので業者同士の争いや人間関係が複雑で面倒くさそうだ。良い商品は集まるし市場としては魅力的なのだが。
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