衝撃を受けたハンバーグ
今日は休みをとって天神におでかけしていたマジュフォン。が、急なキャンセルにより時間をもてあます。そこでPARCOの地下をうろうろしているといつも行列ができているハンバーグやの行列が少なかったので並んでみることにした。時間は16時を回っていたがそれでも先に5~6人が待っていた。席は20席ほど。人通りも多く、従業員も多いがあまり回転率は良くなさそうだった。
いざ実食
待つこと15分ほどで順番が回ってきた。昼ご飯を軽く食べていたのでサイズSのハンバーグ単品にした。880円(税込み950円だ)。ソースはよくわからなかったので自家製のタレにした。岩塩も美味しそうである。店内は狭くあまり快適ではない。従業員がよく通る厨房の出口近くの席だったのであまり落ち着かなかった。
さて席に着き紙エプロンをつけるよう言われる。お水はセルフだ、油断するな。まずソースがでてきてすぐにハンバーグがやってくる。この辺はスピーディーだった。だが出てきたハンバーグは写真の通り表面しか焼けていない。中身はレアだった。どうやらハンバーグを一口大にカットし、隣にある焼き石の上で焼くスタイルらしい。
その一口目を食べた瞬間私の体に雷が落ちたような衝撃を受けた(大げさ)。
初めて味わう食感
焼き石の火力はすさまじく、表面は良く焼けていたが中身はまだレア気味だった。最初は普通のハンバーグのような食感だと思っていたがその予想は見事に裏切られる。柔らかいと言えば柔らかいのだが噛んだ後に確かな弾力があるのだ!ハンバーグに反発してくる弾力だと!?と衝撃を受けたがその後に閉じ込められた肉汁達が一斉に襲いかかってくるのだ!美味すぎる・・・!
うちの店は肉が違うのでそのままお召し上がりくださいと壁に書かれた紙が目に入る。その謳い文句通り、まさしく美味でありそのまま三口は一気に行った。さすがは伊万里牛!だがそれだけではない、ハンバーグの形に加工するまでに何らかの工程を経ているのではないかと思う。私は素人で詳しいことはわからないがその辺は専門家にお任せしたい。
シンプルに塩こしょうで味付けされたそのままの味で十分にご飯が楽しめる味だ。危なかった、ご飯を頼んでいたら勢いでかき込んでいただろう。空腹具合が5割程度でこの感動、空腹時なら間違いなく殺られていたに違いない。
注意点
とにかく殺気だった油達に要注意だ。奴らは激しく攻撃を仕掛けてくるし、当たったらマジで熱い!このハンバーグの特徴は脂身も結構入っているだろう事。焼き石の上に置いた瞬間から油がぱちぱち言い始める。それにもかかわらず食べた感じは脂っこさを余り感じないのだ。まさしく魔法としか言い様がない。
もう一つ言っておくならばお店の状況だ。地下の人通りが多い場所で待っている客も多い。ゆっくり味わいながら食べる場所ではないかもしれない。友達や恋人とまったり喋りながら食べる空気ではなかった。実際他の客を見ると若い女子二人組やカップルも多くいたが会話が弾んでいるような感じではない。皆ひたすらに目の前の肉と戦っているのだ、横を見る余裕などない!
気心の知れた相手と来るのはいいだろうが、まだ出会って間もない異性とデートコースで来るような店ではないだろう。火傷しないように注意が必要だ。
おわり
私は大きな満足感に包まれていた。ふとした場所でドラフト1位競合必至の金の卵を見つけたような感動だった。はっきり言って地元でもないし、あまりご飯を食べる機会があるわけでもない場所である。そこでこれほどの逸材と出会えたのは神に感謝するしかないだろう。調べてみるとこの極味やは他にもいくつか店舗があるようだ。是非近くのお店に行って欲しい。
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