DAY3
僕たちは常に何かを感じとり、そして忘れることを繰り返している。
今日は特にそう感じる1日だった。
昔、買った本を改めて読んだ時、昔に感じたこととは違う思いを持った。人は環境によって変わるもの、目の前に存在する環境に抗おうとして、社会の闇に飲まれてしまうこと。僕が成長したからか僕の心が変化したからか、思いは変わってしまったのか。
好きな推しがいたグループから卒業者が発表された時、永遠は続かないことを改めて察した。終わりはあると知っていてもそれでも永遠であれと思ってしまうこの愚直さを僕は呪いたい。
もし、タイムマシンができて、乗る機会があれば僕は過去に行くか未来に行くかわからない。過去が存在する証明はできないし、未来も然りだ。今、僕が書いているこの文も、文字を打った瞬間から過去になっていく。だとしても、未来を知って仕舞えば、それはもう過去になってしまう。ならば僕は、現在を見たい。超高速のパノラマではなく、一枚一枚ゆっくりと肉眼で観察できる『今』を見たい。