コンポストトイレ
コンポストトイレとバイオトイレは同じ種類のものですが、福岡県直方市に位置する福智山では、道中にあるトイレは避難小屋(荒宿荘)の隣にあるバイオトイレ(山ぼうし庵)を利用できるそうです。
環境に優しい形で、私は将来的に
インフラゼロのキャンプ場を目指しています!
コンポストトイレの利点について、沢山の情報を集めて私は学んでいます。
水を使用しないため、配管工事が不要で、設置場を選びません。 私の隠れ家キャンプ場に使用する予定です。電気を使わないモデルもあり、撹拌は手動で行うことができます。
微生物の働きによって排泄物が分解されるため、無臭でニオイの心配が少なくなります。 排泄物は堆肥化され、農業や園芸用の肥料として利用可能です。 災害時や水が使えない地域でも使用できるのが大きなメリットです。
下水道使用料や汲取費用などの処理費がかからないのも嬉しいポイントです。 コンポストトイレは、微生物によって排泄物を分解・処理する「バイオトイレ」の一種。排泄物には腸内細菌が含まれており、好気性条件下で効率的に繁殖し、分解されます。分解中はコンポストトイレ内の温度が50℃を超えるため、大腸菌や寄生虫などの有害な菌も死滅します。
コンポストトイレ(バイオトイレ)には、いくつかのデメリットがあります。まず、1日に利用できる回数が限られているため、利用者が多い場合には設置台数を増やさなければなりません。また、使用頻度が高くなると、微生物の分解が追いつかず、悪臭が発生することがあります。特に、イベントなどで多くの人が集まる場所には適していません。トイレを設置する際には、事前に利用人数や使用頻度を考慮することが重要です。
キャンプ場では、プライベートキャンプ場の貸切を考えていますが、多くの人が集まる場合には、各自で段ボールを使ったバイオトイレを作るワークショップを開催したいと思っています。地震などの災害に備えて、自宅でも準備しておくことが重要です。
段ボールを利用したコンポストトイレには、以下のようなものがあります。
簡易バイオトイレ「マイバイオトイレ」
携帯型折りたたみ式ダンボールバイオトイレ「バイオレタリー」
段ボールコンポストトイレは、水分調整ができるため、悪臭が発生しにくいのが特徴です。また、段ボールは軽量でコンパクト、さらに安価なので、災害時の避難所や家庭の防災用品として活用します。
コンポストトイレの災害対策には、いくつかのポイントがあります。まず、換気パイプの外部部分は凍結や結露を防ぐために短めに設置し、保温材を巻くことが重要です。寒冷地では、暖房便座や撹拌槽の保温装置を取り付けることも考慮しましょう。尿は室温がマイナス4~5度になると凍るため、屋外のホースには保温材を巻いて凍結を防ぎます。
また、災害時にトイレを使用する際には、いくつかの注意点があります。大地震が発生した場合は、トイレの水を流さずに携帯トイレを利用することが推奨されます。トイレに損傷がないか確認しながら、異常がないかを見守りつつ使用しましょう。少量の水を使うと、し尿が排水管に付着して詰まりの原因になることがありますので注意が必要です。トイレットペーパーは流さず、ゴミとして処理しましょう。
コンポストトイレを利用している人から学ぶ
順調に使えている様ですが、途中でいくつかのトラブルがあったそうです。夏の間に、ハエのような虫が大量発生してしまったこと。便器から入ってきたハエが卵を産み、あっという間に数が増えてしまったらしいのです。便器から出てきたハエをハエ叩きで退治し、急遽便器の中に石灰をたくさん投入されました。強いアルカリ環境では虫の卵が生きられないそうで、虫たちは飛んで逃げていくとのこと。それでも、大便を分解してくれる微生物たちは元気に生きているそうで、驚きました。キャンプでは、薪ストーブの灰を時々上から入れる対策を考えています。そして、虫よけのために木酢液を置いて、問題を解決します。
また、尿が流れる管が詰まってしまい、なかなか流れないこともあるそうです。何か大きなものが詰まったのかと思い、細い棒でつついてみても全く効果なし。もしかしたら尿素が付着してしまったのかもしれないと思い、お酢を流してみたところ、見事に改善されました。最初の頃は毎日水を流して洗浄し、尿を薄めていましたが、長い間水を流さなかったら尿素が便器に付着して詰まってしまうらしいです。
バイオトイレのリースについて
従来の仮設トイレ(快適トイレ仕様)のレンタル料は1基あたり月額15,000円~20,000円。 それに対して、バイオトイレの場合は月額40,000円~と、3倍以上のコストがかかります。その為、自分で作成している方々も動画などで紹介されています。
バケツ型コンポストトイレ(バイオトイレ)
四角い木製の枠を作り、その中にバケツを設置し、上に便座を取り付けたバケツ型コンポストトイレです。持ち運びができるので、とても便利です。ティッシュをコンポストに入れない方もいますが、実際にはコンポストに入れても問題なく分解されて堆肥になるので、一緒に使用されています。