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辛い食べ物について

 辛いものというのは正確には味覚ではなく痛覚だというのは有名な話である。自分を痛めつけてまで辛い物を食べるのはバカというのも何となく感覚としてわかるのだが、辛かったという思い出に残るし、痛みの奥にうまさが感じられるのが、逆にうまさを自分から能動的に(強制的に?)感じようとするため、私はまぁまぁ好きである。

 しかしながら大好きというわけではなく、月イチでそういうものを食えれば良いかなといった程度で、辛いもの大好きで、何十辛平気ですみたいな人の気持ちはまだわからない。辛さは痛みであるらしいから、その痛みから何かしらの快楽を得てるのだとしたら、それはもうマゾヒズムではないかと思うようになってきた。

 辛いもの好きは、感覚的に女子が多いイメージであり、実際好きと聞くのもほとんどが女子である。女子はMな人のほうが多いとよく言うが、辛いもの好きとマゾ度合いの相関は果たしてあるのだろうか。

「辛い物が大好き!」と言っていた普段気の強いあの女の子も、「辛い物結構いけますよ!」と言ってきた真面目後輩女子も、実はドMなんだと考えると、1抜きに値するのではないだろうか。

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