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薬学部のCBT対策していますか?

そろそろ後期の授業が始まり、研究室やOSCE対策が忙しくなってくると思いますが、CBTの対策は出来ていますか?
体験受験を終えた受験生も多いと思いますが、50%以下だった薬学生は、CBTを舐めてると本当に落ちる可能性があるので、年末にかけて少しずつ勉強をしていきましょう!


勉強スケジュールの立て方

4年後期は案外忙しく、実務実習の事前学習、授業、定期試験、OSCE、研究室と、意外にも時間が無いのが現実です。
更に、OSCEは殆ど全員が受かる大学が多いように感じますが、CBTは毎年数人がポツポツと落ちている大学が散見されます。折角4年間頑張ったのに、CBTに落ちて留年は勿体ないと思いませんか?
後悔しない為にも、早めの対策が必要だと私は考えます。

10月メディセレ模試

この模試は9月の末に受けたメディセレの模試で、成績自体は悪くは無いですが、勉強スケジュールの設定が甘かったと思う点があります。以下に反省を踏まえて、理想のスケジュールを組み立てたいと思います。

個人的理想のスケジュール

  • ~3年後期:CBTは勿論、定期試験にも役に立つので、低学年のうちからCBTや国家試験の問題アプリ(※)などに触れておくことをお勧めします。(※)薬ゼミアプリhttps://apps.apple.com/app/id1440000029

  • 4年前期:3年生までの復習+前期の定期試験に備えることが大事だと思います。また、重点ポイント集やコアカリマスターは個人的にはあまりお勧めしません。個人的おすすめ参考書は後述したいと思います。

  • 4年後期:集大成として、範囲は絞らずに幅広く問題を解くことに集中する。

私が達成できなかったのは、4年の前期までに問題集を一通り解ききる事と、幅広く勉強することです。人それぞれ得意科目や苦手科目があると思うのですが、CBTは基礎的な知識を問われ、薬剤師国家試験に比べたら難易度は大幅に下がるので、全体を網羅できるチャンスはこの機会を逃すとなかなか難しいので、CBTの勉強くらいは苦手な科目にも手を付けられるといいと思います。(私は物化生があまり得意ではなかったので、他の科目に全振りしていました、、。)
実務実習を終えてから、国家試験に向けて勉強する際に復習に取り組むと、大変効率が悪いと私は考えています。また、実務実習にもCBTの知識は役立つ場面が多々ありますので、「せめてCBTくらいは完璧にする」くらいのモチベーションが保てると良いと思います。

個人的おすすめ参考書

1.薬剤師国家試験対策 必須問題集

私がずっと使用していたのは、「必須問題集」という薬剤師国家試験の必須問題の対策参考書です。
CBTでは?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、CBTは薬剤師国家試験の必須問題のような内容が出題されるため、CBTだけの勉強に留まらず、その先を見据えた勉強が出来ることが推奨理由です。
確かに、コアカリマスターなどに比べればレベルは高いですが、解説がとてもしっかりしていて、問題と解説が見開き1ページに分かれて記載があるので、メモ書きをしても、そのページ(解説側)を隠せば普段通り問題を解き進められます。
また、コアカリマスターと比べて参考書自体のサイズが一回り小さいので、気兼ねなく持ち運ぶことが出来ます。

2.薬がみえるシリーズ

メディックメディアから出版されている、薬学生であれば1冊は持っておきたい参考書です。
私は特に下級学年の方にお勧めしたいです。イラストが豊富で視覚的に頭に入ってくるので、1年生からでも少しの予備知識があれば、薬理学・病態生理学・薬物治療学・薬剤学が学べる参考書となっています。
学習意欲の高い薬学生であれば、薬がみえる+病気がみえるも一緒に読むとより病態生理について詳しくなれると思います。
定期試験前の短期記憶に頼ってしまっている薬学生は是非、薬がみえるを読んで欲しいと思います。
最初に購入する際のおすすめは、糖尿病や脂質異常症など身近な疾患が学べるvol.2だと思っています。参考にしていただければ幸いです。

3.今まで授業で貰ったレジュメなど

病院実習で最も参考にしているのは、結局授業のレジュメだと思います(笑)
定期試験を主にiPadにダウンロードしたレジュメで勉強していたので、欲しい情報が書かれたページなどが一瞬で探せます。ガイドラインなどを参照にしているため、その場ですぐにガイドラインが探せない場合などに便利だったりします。
授業をきちんと受けていれば、メモ書きが残っていたりして、記憶がよみがえってくるので定着も良い気がします。

個人的おすすめ勉強方法


  1. 重点ポイント集など、まとまった参考書から学び取ろうとしない

  2. フリクションボールペンを上手に使う

  3. 間違えた問題は何度も繰り返す


上記3ヶ条が私の中の勉強の軸です。
以降、3ヶ条について解説をしていきます。

  1. まとまった参考書は、CBTにおいては最初に手をつけるものでは無いと私は考えています。まずは問題を解いて自分が今までの知識でどこまで出来るのかを試し、曖昧な知識や抜けている知識を補填するためにそれらを使うべきだと私は考えます。そうすることで、出来るところはやらず、出来ないところだけ確認すれば良いので、効率を良く勉強を進めることができます。また、出来る範囲でも、より知識を深めたかったり、難しい問題に出会った場合は深堀する必要はあると思います。

  2. 私はフリクションが大好きです。なぜなら、消えるから。私の使い方は、出来た問題に/を書いていき、2回正解したら‪‪Xになるようにします。3回目は左隣に〇を書いて、〇が着いたらもうその問題には取り組まないことにします。反対に、出来なかった問題は空欄にし、元々合っていた問題を間違えた時は、今まで蓄積されてきたものを全て消してまっさらにします。その位、毎回の問題を集中して解くことが大切です。見本の写真を下に貼り付けておくので参考にしてみて下さい。

  3. 何度も間違えている問題は、間隔を空けて何度も取り組むことで記憶の定着を促します。もちろん解きっぱなしにするのではなく、間違える度にメモを残したり、どこの部分が理解出来ていないのかであったり、曖昧な知識であるのかを明確にすることで、自分のミスの傾向が掴めてきて、他の問題もら自分が苦手な傾向の問題にはより意識して解くことが出来て、一石二鳥です。

2の例


まとめ

如何だったでしょうか。
勉強の取り組み方は人によって異なるので、私の勉強法は、そんなやり方もあるのかと、自分と異なる視点があることだけでも頭に入れるだけでも良いので、自分に合った勉強法を見つけて頂ければ幸いです。
CBT、定期試験、OSCEなど大変ですが、頑張って乗り切っていきましょう!

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